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加賀太きゅうり|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

加賀太きゅうり

カテゴリ:やさい

加賀伝統野菜。キリンのTVCMで佐藤浩市がかぶりついていたやつ。

ファイル名:20200616.jpg

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加賀太きゅうり(かがふときゅうり)  かがふときゅうり

科:ウリ科 Cucurbitaceae
属:キュウリ属 Cucumis
種:キュウリ C. sativus

キュウリは、インドヒマラヤ山麓原産。元々暑いところで生まれたわけではないんです。
長くなってしまいますが、どうぞお付き合いください。
東方に伝わるときに、北と南に分かれて生態分化しています。いわゆる、「華北系きゅうり」と、「華南系きゅうり」です。後述。
日本へは、1000年ほど前に、「華南系きゅうり」が先に伝わりました。苦味(エグミ)から、あまり好まれる食べ物とはいえなかったようです。
江戸~明治に、「華北系きゅうり」が伝わり、その後明治になって、双方の自然交雑によって各地に様々な品種ができました。
一部ロシア経由で入ってきた小型の「ピクルス」になるきゅうりは、なぜか山形県だけで定着しました。
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石川県金沢市・かほく市でつくられる、伝統野菜きゅうり。文字通り太っちょの形で、長さは20cmくらいから、大きなものは1kgにもなります。
昭和11年に金沢市久安町の篤農家米林利雄氏が、東北の短太系きゅうりの種子を譲り受けたものを、近所にわけて栽培をはじめました。シベリア系ではないかとの説もあります。
その後、長い年月の間に、「加賀節成」などと自然交雑を繰り返し、色が黄色から緑色に、大きさも小さめに変化したようです。そのころ、タキイ種苗種苗初代農場長だった伊藤庄次郎氏が金沢に滞在したことから、米林氏は、協力を仰ぎながら生み出したそうです。
明治に入って、華北系が入ってきたころに、華北型と華南型の交雑が各地でつくられています。当時石川県にあった交雑品種「金沢」との関係は不明です。
変化を続け、現在のかたちになったのは、昭和27年(1952年)ごろとされます。
現在は種を保存するため、採種のための共同圃場で種取りをおこなっています。固定種を守り継ぐのは大変なんですね。
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在来種の「きゅうり」とF1について
現在、市場に流通しているものは、F1の改良種がほとんどです。
きゅうりの在来種は、案外残っているようで、消えていったものの方がはるかに多いと思われます。
加賀太きゅうりは、戦後まもなく、現在ある形質に落ち着いています。F1品種がさかんに作られるようになったのが、昭和30年代からのこと。
古くから残っているキュウリを挙げると、明治ごろにできた華南型と華北型の交雑として「毛馬きゅうり」、砂村葉込から選抜された「馬込半白」があります。東京江東区の「砂村節成」と呼ばれるものも、かなり古いのだろうと思われます。
加賀太きゅうりは、「伝統野菜」の中では、キュウリのF1開発ラッシュ直前に生まれたもので、歴史的には新しいほうなのかもしれませんが、貴重な伝統野菜の類です。
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苦味の成分は、「ククルビタシン」。きゅうりの類にも同じように苦いものがありますので、心配なときは、きゅうりの要領で、板摺(ず)りや塩もみ、切り落とした両端を断面とこすり合わせるなどして、あく抜きします。板摺りは、塩の粒がなくなり、きゅうりが汗をかいたようになりますので、洗って食べる大きさにカットします。

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地元では、加熱して食べる方法が一般的です。
冬瓜と同じような使い方ができます。冬瓜は大きくて、とても1回では使い切れないですが、加賀太きゅうりくらいの大きさなら1本消費できますね。
保存性は悪くないですが、冷蔵しないでください。傷みやすいです。
202203改

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