カリフラワーは、通常球状になりますが、これらは、ちょっとちがっていて、２つのパタンに分けられると思いました。種としては、カリフラワーの分類。

成長の特性が、同じようなスティック状カリフラワーでも違うようです。
トキタ種苗「カリフローレ」は、球状にならず、花梗部の長さが伸びる。長さがまちまちなところが特徴的。
小林種苗「ドルチェオーレ」　は、締まった花蕾ができたあと、10日程おくと、花梗（花茎）が伸びて花蕾部が緩んできたところで収穫を迎えるそうです。
小林種苗「ドルチェリモーネ」は、レモン色であること、球状になったものを根元から収穫してバラす。
(有)緑のマーケット　エムソン企画「ずなり超ソフト」は、トキタの「カリフローレ」に似た形状。苗のみの販売。

以下、それぞれの特徴を各社から引用させていただきます。
画像も含めて、他との違いが、わかるようになっていますので、実際のページで確認ください。

--------------------

トキタ種苗
カリフローレ80
カリフローレは、スティック状のカリフラワー。 長く伸びた花茎は、軟らかくほんのり甘みがあり、スティックサラダやバーニャカウダで手軽に楽しめ、レストランでもご家庭でも人気上昇中のスティック野菜。カリフローレの豚バラ巻きは直売所農家さんの鉄板料理です。 肥料、薬剤等の経費、管理作業は、カリフラワーやブロッコリーと同程度ですが、小分けした房をカリフローレ専用FGに詰めて販売することで、1株から3-4袋を出荷することができ、一株あたりの販売単価が上昇し、高収益が見込まれる新野菜です。---

--------------

収穫適期の画像がアップされています。
花蕾に隙間が出たころが適期。普通のカリフラワーだと、スティック状にはならない。
と、丁寧に説明されています。

---------------

小林種苗　　
ドルチェオーレ60
茎が美味しいソフトスティックカリフラワー
カリフラワーの常識を超えた新しいタイプの茎カリフラワー。
従来のカリフラワーのように締まった花蕾になるが、10日程おくと、花梗（花茎）が伸びて花蕾部が緩んでくる。この頃が収穫適期で花蕾は2000g以上にも大きくなり、ボリュ-ムが出て収量が上がる。
味にクセがなく、大変柔らかく甘い。茹でてそのまま食べてよし、サラダ、炒め物、スープの具に適する。最大の特徴は茎の甘く柔らかい食味にある。
外葉は淡い緑色でやや大きく、立性気味に生育する。耐暑性、耐病性が強く、栽培し易い。

---------------

同じく、小林種苗

ドルチェリモーネ

商品名にも「ソフトスティックカリフラワー」とあるように、球状になるが、根本でバラしてスティックとして流通させることができる。
定植後55日程度で500～600gの大きな花蕾が収穫できる極早生品種。
　頂花蕾収穫後も、良質な側枝花蕾が10本程度収穫できる。茹でると花蕾から茎まで鮮やかなレモン色になり、甘くて大変美味しい。耐暑性が特に強く、平坦地の6～7月まきに適する。低温に弱いので霜が降りるまでに収穫を終えること。
はっきりと、球状に成長して、根元でバラバラにする　という点では、他と違っています。

-------------------

(有)緑のマーケット　エムソン企画（白とレモン色がある）
すずなり超ソフト

柔らかさと甘味が特徴の新しいステックカリフラワーのレモン色タイプ。最高に柔らかい新食感！花蕾は35cmと程度と巨大。細い茎に分かれ草姿を保ち花蕾の外側から小分け収穫できます。蕾・茎・葉を美味しくいただけます。初心者でも取り組みやすい超極早生品種です。
柔らかさと甘味が特徴の新しいスティックカリフラワー。寒さで傷まないうちに収穫して下さい。8月～9月頭までの定植がおすすめです。科名：アブラナ科

---------------------

レモンのほうも、はっきりとした球状にはならず、カリフラワーと外観の違いがわかります。画像でご確認ください。

---------------------

食べる分には、あまり差がなさそうですが、花梗部の長さの違いや、色の違い、蕾の大きさなど、こまかな差異が発見できるかもしれませんので記載。
商品としては、カリフラワーが苦手！という人に、違った側面から見てもらう機会になる商品かなと思います。特に、花梗部分の食感を楽しむ要素が大きいので、蕾の食感だけではない、歯ごたえを感じられるという点が、従来品種よりも進化していると思います。
普通のカリフラワーより軸（花梗）の部分が長いイタリア野菜が、日本の気候にも合うように開発したものとされています。本国仕様？について詳しいかたご連絡お待ちしております。

202201改