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甘龍 長かぼちゃ|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

甘龍 長かぼちゃ

カテゴリ:やさい

今日のかぼちゃシリーズの差し替え型ポップです。
季節や日によって入れ替わる品種を掲示できないかと考え制作しました。

ファイル名:pumpkin_001.jpg

※ダウンロードをもって利用規約に同意したものとみなします。

長かぼちゃ  大長かぼちゃ 

セイヨウカボチャの一種。

「鶴首かぼちゃ」に似た形状ですが、黄色くはなりません。
また、鶴首かぼちゃは、軸の形状から、ニホンカボチャと思われます。
種の入り方も違うので、これとは別物と思われますが、由来はよくわかりません。

似たような形状のものが富山のほか、あちこちで見られることから、長い歴史の間で広まって定着しているのでしょう。


特産化の取り組みで知られているのは、「宿儺かぼちゃ」です。
まずは、そこを掘り下げてみます。



【 宿儺かぼちゃ 】


「宿儺」の名は、飛騨千光寺で祀っている、日本書紀にある伝説の「両面宿儺(りょうめんすくな)」という怪物・神様で農業指導者が名前の元になっています。
漫画「呪術廻戦」の登場人物として知った人が多いかもしれません。大手飲料メーカーのキャンペーンにも使われました。

元は、飛騨高山・丹生川(にゅうかわ)地区で栽培されていた在来種を選抜し固定したカボチャ。
ヘチマのような長い形で、灰色がかった緑の不思議な皮色をしています。標高500m以上の盆地で寒暖差が大きく、独特の風味のあるカボチャができた理由なのかもしれません。

真ん中に長く種が入っています。かなり大型で、50cm以上の長さになり重量感もあります。
小売りでは、大きすぎるので、切った状態で売られていたりするようです。


キメ細かな果肉で、ホックリした印象です。粉質とまでは思いませんでしたが、品のある甘味で、魅力的なカボチャです。普通のカボチャは、皮が堅くて、切るのに神経を使いますが、長カボチャは全般に皮が薄めなので、輪切りにしやすく、調理のハードルが下がります。

飛騨高山では、在来種として栽培されてきましたが、ブランド化が始まったのは、平成になってからのこと。
経過を知る生き証人 若林さんのコメントがあります。

飛騨高山コンベンション協会HP
https://www.hidatakayama.or.jp/hidabito/027/
立ち上げた当時を良く知る、「宿儺かぼちゃ研究会」会長。
在来種から選抜して形質を固定した、「あのかぼちゃ」が、たくさんの人の協力で今に至っているお話が伺えます。人気が出て、経済作物としても貢献できたことが素直に語られていて、好感が持てます。


商標登録は以下で、かぼちゃ名での登録ではなく、「両面宿儺」です。
【出願日】 平成13(2011)年10月9日
【商標】 両面宿儺
【出願人】 丹生川村

なお、「宿儺かぼちゃ」には、専用のシールが貼られます。




【 同系統のカボチャ 】

元々は在来種を、固定化して、ブランドにした「宿儺かぼちゃ」。
似たもののうち、種苗として販売され広まっているものをピックアップします。
外皮色の違いはあっても、いずれも切りやすくてホクホク系の甘味ある品種。


・ナント種苗 「甘龍(かんりゅう)」
外観では区別つかないような、宿儺かぼちゃに似たカボチャです。
ホクホクで甘味のある果肉。

・松永種苗 「ごっちゃん長南瓜」
こちらも外観は良く似ています。
同社から「白いごっちゃん南瓜」も出ています。外皮が白いところが違い、形状は似ています。


・大和農園 「長旨次郎(ながうまじろう)」
現物は確認できていませんが、形状や性質は良く似ています。
違いは、外皮が濃い緑色混じりなところ。


・雪印種苗 「ながちゃん」
こちらも現物を確認できていませんが、大和農園の「長旨次郎」に似た、濃い外皮の長カボチャです。


・石川県能登在来 「弥栄(いやさか)かぼちゃ」
在来種で、地元で栽培されているようですが、詳しくはわかりませんでした。

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