素材ダウンロード
アルバン
フランス生まれのジャガイモ品種。
日本の農水省にも品種登録されています。
Albanは男性名詞。
アーバン、オルバンとも読めます。欧州系に多いです。
実際に栽培してみました。
興味は薄かったのですが、実際に食べると、個性的な美味しさが楽しめる品種でした。
【 品種登録情報 】
農水省に品種登録されています。抜粋し転載。
作物区分 食用作物
農林水産植物の種類 Solanum tuberosum L. (和名:バレイショ種)
登録品種の名称 アルバン (よみ:アルバン )
登録年月日 2012/08/22
育成者権の存続期間 25年
品種登録者の名称及び住所 GERMICOPA BREEDING ( 1, Allee Loeiz Herrieu, 29334 QUIMPER Cedex, FRANCE)
登録品種の育成をした者の氏名 Eric Bonnel
・・・塊茎の形は卵形、塊茎の目の数はかなり少、塊茎の目の基部の色は白、塊茎の皮色は淡ベージュ、塊茎の表皮のネットは少、塊茎の肉色は白、・・・上いもの平均重は中である。 出願品種「アルバン」は、対照品種「ドロシー」と比較して、茎のアントシアニンの着色が無又は極弱であること、塊茎の肉色が白であること等で区別性が認められる。対照品種「シンシア」と比較して、幼芽の形が卵形であること、塊茎の肉色が白であること等で区別性が認められる。
フランスのジェルミコーパ社の登録品種。
エリック・ボネール氏の育成品種で、ほかにもジャガイモ「シンシア」「シェリー」「サッシー」など12品種を農水省に登録しています。
国内での販売権は、現在 北海道の㈱ホーブが保有しています。
現在、「シンシア」「アローワ」「サッシー」「グゥエン」「シェリー」「アルバン」の6品種を販売しています。
一部は大手ホームセンターでも入手可能です。
【 栽培した 】
2024年 春植え。
HCで売っていたものを入手。
90日で収穫。
紡錘形ですが、ツルとつながっていた部分が、突き出た突起のある個体が混じる印象。
ツノみたいで、可愛い気もします。
それほど大型になるわけでは無いようで、
中位の大きさに大体揃う印象です。
チビじゃがいもは、少ない印象でした。
収量の点は、悪くない印象です。
【 たべてみた 】
じつは、あまり期待していなかった品種です。
粘質なジャガイモとの評が中心です。
実際には、メークインのような、単調な味わいではないです。
複雑で濃厚な味わいをもつ、美味しいじゃがいも。
さっぱり系ではなく、クセの強い、主張のある味です。
果肉は粘質らしく、形はしっかり残ります。
同時に「ピルカ」、赤皮の「シェリー」、「こがね丸」と比較しましたが、
特有の香り、味わいともに、同時に食べた品種に比べて、
ある意味クセのある、強い味わいをもつジャガイモでした。
なかなか、美味しい。
ポテトが主役になる料理に合うのでしょう。
食材との組み合わせで、主張を活かしたい時には、
とても良い役割を果たすように思います。