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大阪しろな しろ菜 天満菜

カテゴリ:やさい

クセがなく、いろんな料理に順応させることができて便利。
辛子和えにすることがあるようです。

ファイル名:20241114tx.jpg

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大阪しろな  しろな  



アブラナ科の結球しない白菜の仲間。

江戸時代から大阪で作られていたようです。


「大阪しろな」は、山東菜(サントウサイ)か、あるいは白菜と、体菜(タイサイ)が交雑して生まれた品種とされます。

太くて光沢のあるまっ白い葉柄に、しゃもじのような丸い葉が特徴的です。



【 由来 呼び名と作型 】


別名「天満菜(テンマナ)」。

江戸期~明治ごろまでは、天満橋周辺や天神橋あたりで盛んに栽培されたようですが、市街地化し、現在はビル群に変わっています。


「大阪しろな」という呼び名は、産地が天満の周辺へと移ったこと、天満が大阪であることから、「大阪」の「しろな」と呼ぶように変わったようです。


早生と中生を「天満菜」、晩生は、「晩白(ばんしろ)」と区別する呼び方もあるようです。


(財)関西・大阪21世紀協会  大阪ブランド情報局 なにわ伝統野菜 大阪しろな

http://www.osaka-brand.jp/dokkoi/yasai/index15.html
早生~晩生の違いについて解説されています。

一部を抜粋し転載


大阪しろな には 早生、中生、晩生の三系統があり、早中生は「天満菜」と称され、年内収穫または春から夏にかけての栽培に適する。早生種は葉色が淡緑、葉柄と葉脈は鮮明な白で、葉柄は平茎で葉脈の粗い丸葉である。中生種には黄葉系と黒葉系があり、葉は倒卵系で葉脈は鮮明な白色で、平軸である。晩生系統は「晩白」とよばれ、耐寒性が強く、抽苔がおそいことから、二月から五月の出荷に適する。



しおれやすいので、遠距離流通に向かない野菜。

ビニール袋に入れ立てた状態にして、野菜室で保存しましょう。
サッと茹でて、水気を取って冷凍もできます。



【 「しろな」と呼んでいるもの 】


結球しないタイプのアブラナ科野菜。

発生については諸説あります。列記。


・サントウサイかハクサイとタイサイが交雑して生まれた品種

・山東菜と体菜、または白菜と体菜の交雑によって出来た品種ではないか
・山東菜と体菜、または白菜と体菜の交雑によって出来た品種
・中国から渡来した「はくさい」と「チンゲンサイ」との雑種
・山東菜(さんとうな)と体菜(たーさい)、または白菜と体菜との交雑によって出来た品種
・不結球白菜と体菜の交雑種



F1や大阪しろなとの交配種もあります。

アブラナ科は交雑変異しやすく、雑種の巣窟となっています。



【 たべかた 】


ハクサイ同様、アクぬきは必要ありません。

クセが少なくて、あっさりとした味わい。
逆に、いろんな味に染まりやすいとも言えます。


加熱すると、葉柄もしんなりして柔らか。


おひたし、和え物、煮びたしのほか、イタリアンや洋食など幅広く使えます。

大阪では、揚げさんと辛子和えにする食べ方もあるそうです。

関連ワード

やさい葉物しろな天満菜大阪しろなしろ菜白菜

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