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ファーストトマト 横2026
カテゴリ:やさい
「なつかしい」と思う人たちがいる限り、このPOPは役立ちます。
すこし「エモい」方向に振りました。
普段は、こんな感じで店頭用に制作しています。事例後述。
ファイル名:202604-2.jpg
ファーストトマト First tomato
神戸の企業が配布したトマトを、愛知県の組合が命名して、普及したトマト品種。
一時は、全国に広まって、1980年代まではメジャーな桃糸系トマトとして君臨しました。
その後、タキイ種苗が、丸くて栽培しやすい初代「桃太郎」をリリースするまで、みんな知ってる「美味しいトマト」でした。
外観では、何といっても、尖ったおしり部分が特徴的です。
また、果肉のゼリー部分が少ないことから、惣菜加工用途としての存在感も再評価されています。
【 トマトの伝来 】
ナス科ナス属の植物 トマト。
原産地は南米アンデス高原とされています。
16世紀にメキシコからスペインに伝わりました。
じゃがいもも、同じルーツの作物ですね。
日本には江戸時代に伝わったようです。
「唐なすび」「唐ガキ(柿)」という名で記録が残っています。
当初は観賞用としての存在。
食用としては明治になって300を超す品種が導入され、昭和になって、国内でも交雑育種がすすみ、この品種もその頃生まれたものです。
【 誕生の経緯 】
先述のとおり、昭和になって、国内で分離育種や交雑育種などがおこなわれ、欧州来歴の品種をもとに、日本国内独自の固定種が生まれます。
そのひとつが、「ファーストトマト」。
野口のタネさんによると、1938年、神戸市の二楽園(神戸市東灘区岡本1丁目2−17)から提供を受けた、日本初の園芸組合(現:豊橋温室園芸農業協同組合)が、「ファースト種」の名で広めたのが始まりとされます。元の品種については不明とのことです。
名前の由来については、育成に携わった人が草野球チームのファーストが守備位置だったことが、元になったとされます。
「あいちの伝統野菜」に選定されています。昭和30年代には生産され、愛知由来で現在も苗や種が入手可能であることが条件になっています。
ただ、市場に出ているものが、当時と同じとはいい難く、「純系愛知ファーストトマト」は、現在F1品種等に置き換わって市場に流通しているようです。
野口のタネ 純系愛知ファーストトマト
https://noguchiseed.com/hanbai/products/detail/691
【 たべてみた印象 】
外観上目をひく、とがったおしりの形状。
必ずそうなる、というわけではなく、高温環境の露地栽培では、丸い形状になりやすいそうです。
薄くスライスしてみます。

これだけ薄くスライスしても、しっかり形が残っています。
内部のジュースも、あまり垂れることなく、ひとつの塊になっています。
カットしても、角がしっかり残って、食べた時の食感も残る、良い素材です。

断面を見ると、いわゆるゼリー状の部分が少なく、果肉を支えるベースの部分の比率が高くなっています。
サンドイッチ用途には、とても扱いやすい素材といえます。
また、「にゅるん」としたゼリー質の食感が苦手というお子さんにも向いています。
特に、尖った先端部分にすすむに従い、ゼリー質ではなく、しっかりと堅めの果肉感が感じられます。
酸味は思ったほどではなく、案外食べやすい、しっかり感のある果肉の印象です。
トマトらしい香り、ほんのりと甘味の感じられるトマト。
「むかし なつかしい」という年台ではないので、コメントしにくいですが、「桃太郎」とは、外観も含め、けっこう違いがあるなと感じました。
個人的には、こちらのほうが好きです。
トマトらしい量感。たっぷりした食べ応え。
果肉も堅めで、しっかりとした果肉感。
【 付記 】
店頭では、段ボールにゴシゴシと描くことが多いです。
事例を元に制作しています。

かなりマイナーな商品ですが、取り組んでみると、反応上々で、驚くほど売上に貢献しました。
ぜひ取り組んでみてください。
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