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なたまめ 刀豆(トウズ、タチマメ、ナタマメ) 鉈豆 sword bean
科:マメ科 Fabaceae
亜科:マメ亜科 Faboideae
属:ナタマメ属 Canavalia
種:ナタマメ C. gladiata
アジア熱帯か、アフリカ原産とされています。
「なたまめ茶」や、はみがきとか、加工品のほうで、名前を聞くことが多いお豆です。ここでは、主に、青果用の説明にとどめます。
アジアかアフリカの熱帯原産とされています。暑いところが適地で、江戸期初頭に鹿児島に導入され、さかんに栽培されたようです。
「鉈」というくらい大きくなり、30cm以上に莢が成長します。成長しすぎはアクがあるので20cmまでのものが青果用として出回ります。塩ゆで約4分くらい。うすい皮が口に残るので、細かめに切ったほうが食べやすい印象です。炒め物、天ぷら、サラダ。コリコリしています。
福神漬けの材料にもされています。地域によって、ぬか漬け、みそ漬けなど漬け材になります。
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ナタマメの種類
タカナタマメ・タチナタマメ・アカナタマメ・シロナタマメ・ハマナタマメ・ナガミハマナタマメ
タキイ種苗「赤刀豆」 トーホク「白なた豆」 ウタネ「白刀豆」 の種が入手可能です。自家採種しているところが多いでしょう。
食用品種として栽培しているもののほかは、自生しているものと思われます。豆の毒性が報告されているので、扱いには注意が必要です。ハマナタマメは本州に自生して、丸っこい実をつけます。ナガミハマナタマメ(長実浜鉈豆)は沖縄などに自生するようです。
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生命力が強くて、ぐんぐん伸びることから、鹿児島では商売繁盛、出征の無事を祈る「縁起物」になっています。モチーフとして、日本刀のデザインに組み込まれていたりします。
加工品では、お茶、はみがき、菓子、サプリなどが作られています。効果はご自身で確認ください。
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