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ライム タヒチライム TX
カテゴリ:くだもの
酒中心の記事にしてみました (^^)/
ファイル名:lime202211-tx.png
ライム
lime
科:ミカン科 Rutaceae
属:ミカン属 Citrus
種:ライム C. aurantifolia
わずかですが、少し国産化が進んできた、香酸柑橘のライム。
熱帯植物で、原産地は、インド~マレーシアといったあたり。
地中海沿岸、南米メキシコでも栽培されています。
Lime = 元々語源がレモンだそうで、形状もライムの突起が小さい他は、似たような感じです。
【 主な品種と 国内事情 】
「メキシカンライム」と「タヒチライム」を知っていれば十分かと思います。
「メキシカンライム」は30-50g程度の小さなもの。輸入でよく売っているやつです。
緑色ですが、完熟して黄色くなると酸抜けして本来の美味しさではなくなるので、緑色のものが出回ります。
「コロナビール」の瓶の口にさしてある、あれですね。
何故ライムをさすようになったか、理由はよく判りません。
左は コロナビール 右は、タヒチライムの形状です
ライムが挿してある、例の コロナビールについての謎
いくつかの説が見つかります。
① CMに出た
②ハエが入らないように
③ファンキーな味になるから(ビールのスカンク臭がごまかせる)
ビールは大抵茶色ビンで、日光でビールが変質して嫌な臭いを出さないようにしているのですが、コロナは透明瓶です。
いずれにせよ、ホントの理由は判りません。
酒販店・メーカーさんに聞いても、「よくわからん」とのこと。
メキシコ人も「わからん」そうです。
一方の「タヒチライム」。
「タヒチライム」は、やや大きめで100g前後。
タヒチ島からカルフォルニアに持ち込まれて、生産が拡大したので、タヒチの名が残りました。
写真のものは、和歌山県伊都郡かつらぎ町のタヒチライムです。
耐寒性が問題になりますが、零下にならない地域なら、タヒチライムは日本向きの品種といえます。
関東以西で暖かいところが向いています。耐暑性はあります。
従来からミカンの栽培をしていた地域での取り組みや、個人で栽培にチャレンジする人がいるようです。
【 利用法 】
甘味は無く、スッキリとした酸味と特有の主張と香りをもつので、菓子づくりや、料理に合わせるほか、カクテルなどドリンクでの利用のほうが知られています。
国産で農薬を管理できたものは、皮ごと利用しても安心です。
☆彡 カクテルレシピの例
カクテル(量的な配分はだいたいですので、お好みで)
計量カップも良いのですが、映画「カクテル」(1988)のように、雑な雰囲気で飲むのもハイになっていいですね。
「ジン・ライム」 ジン+ライム果汁3:1 +切ライム+氷
「ギムレット」 上記をシェイクしたもの
「ジン・トニック」ジン+トニックウォーター1:2~4 +切ライム
「モヒート」 ライム果汁+砂糖+ラム+炭酸水 1:1:3:6 +ミントの葉
「ダイキリ」 ホワイトラム+ライム果汁+シロップ6+2+1 氷でシェイク
「モスコ・ミュール」ウォッカ+ライム果汁+ジンジャエール 3:1:6 +氷
いかん
だんだん飲みたくなってきてしまいました・・・。
作る人の数だけ、カクテルは出来上がります。あまり細かいことを考えず楽しみたいです。
【 御注意 】
ライムを食べて、口のまわりにが皮膚炎になる場合があります。
ライムに含まれている、[フロクマリン]という物質で、とくに、日光に浴びると、赤く腫れたり、水疱になる場合があります。
かぶりついて食べてみましたが、口のまわりは、しばらくヒリヒリが止まりませんでした。
何でも試すのは大切ですが、あまり無理なさらずに。
202211