素材ダウンロード
さんさ
育成地が岩手県盛岡市だったことから、地元の夏祭り「さんさ踊り」にちなんで名づけられています。
笛と太鼓でリズミカル、意外に大きな動きの、にぎやかな中にも、しなやかさのある、力強い踊り。
小型でかわいいのに、力強い味わい。
そんな味のリンゴ をイメージしてみて下さい。
【 品種登録情報 】
農水省に品種登録があります。抜粋し転載。
作物区分 果樹
農林水産植物の種類 Malus Mill. (和名:リンゴ属)
登録品種の名称 さんさ (よみ:サンサ )
登録年月日 1988/03/05
育成者権の存続期間 18年
育成者権の消滅日 2006/03/06 ※期間満了
品種登録者の名称及び住所
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 ( 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1)
この品種は、「ガラ」と「あかね」の交雑実生で、果実が円錐形、200~250g、鮮紅色に着色し、東北地方で9月上旬、長野県等比較的南の産地では8月中~下旬に収穫できる早生種である。・・・果肉の色は白、硬さは中、きめは密、蜜の多少は無~僅か、甘みは中、酸味は弱、果汁は多である。成熟期は早で、育成地(岩手県盛岡市)において9月上旬で「つがる」より約1週間早い。・・・「つがる」と比較して、果実の外観が円錐であること、果皮を被う色の強さが濃いこと、後期落果が少ないこと等で区別性が認められる。
【 さんさ の 子 】
岩手生まれのリンゴ「紅ロマン(高野1号)」の花粉親が「さんさ」。
近年では、「さんさ」を花粉親として生まれた、群馬県「紅鶴(べにづる)」が生まれています。
【 じっさいに食べてみた 】
早生の赤リンゴ。8月末に入手。
うつくしい外観。つるりとした外皮で、すてきな赤色。
早生のなかでも、やや小さめに感じる可愛いサイズ。200gほどです。
果肉も色白。
清楚な印象です。
パリッとした張りのある皮で、サクサクした果肉。
リズミカルな食感。
甘さの中に、はっきり酸味が感じられ、香りも良いリンゴ。
果汁もたっぷり感じられ、とても美味しい。
じゅわーっと甘くて酸っぱい果汁が口いっぱいに広がります。
とても幸せな気分。
変色も少ないようです。
酸味もあるので、サラダにも良さそう。
旬は短めです。冷蔵して、早めに食べましょう。