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なつみ|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

なつみ

カテゴリ:くだもの

品種登録されていない、個人育種品種。
山口県が生んだ、種無し も、混在して販売されます。

ファイル名:20250402tx_001.jpg

※ダウンロードをもって利用規約に同意したものとみなします。

南津海  なつみ  春みかん



かなり遅い時期の、4~5月ごろ出回る柑橘。

初夏の頃に美味しくなることから、この名がつけられたようです。

「酸味が強すぎる」ことから、失敗作と思われていたのですが、そのまま樹に成らせていた実が、春になってカラスが食べたのを見て、「春まで木成り完熟させれば美味しい」と気づいたそうです。


春先から出回るので、「春みかん」という名で売られるかもしれません。

米国生まれの「カラマンダリン」と「吉浦ポンカン」を交配した品種。
見た目は、温州ミカンによく似ていますが、まったく違う味わいです。



【 由来と 種のない品種 】


瀬戸内海に浮かぶ島、山口県大島郡周防大島町に「山本柑橘園」があります。

オーナーで、「南津海」の育成者 山本弘三氏は、複数の品種を育成しているようです。
農水省に品種登録はされていません。


山本柑橘園HP

http://ww5.tiki.ne.jp/~kozo-yama/index.html
南津海の栽培方法を丁寧に解説しています。
収穫体験などの記事も、実に楽しそうです。
「へそ無しネーブル」や、「MissKyouko」といった、山本柑橘園オリジナルも紹介されています。



「南津海」は、珠心胚実生だそうです。

単胚性であれば、花粉親との受精の結果は、一定です。
「南津海」の種子親は、多胚性。胚が一個ではないです。
結果として、親のクローンができるわけですが、たまに変異したのが出て来るそうです。
この、変化したものを育成したのが「珠心胚実生」。
ほかに興津早生、愛媛中生、ひめのかなどが「珠心胚実生」で生まれています。


「南津海」には、通常タネが7個前後入るようです。

シードレス(種なし・後述)もありますが、購入品にはその旨が書いてないものがあります。


山本氏の住む周防大島に緯度が近く、似た気候からか、和歌山や愛媛でもさかんに栽培されています。

令和2年の統計では、「南津海」の収穫量の多い県は、和歌山(388t)愛媛(362t)佐賀(135t)。
収穫量は、年々増加していますが、絶対量としては、まだ少ないです。
一方、「南津海シードレス」の主産地は山口(7t)となっています。



【 種なし が品種登録されている 】


種なしの「南津海シードレス」が、品種登録されています。

シード(seed)がレス(less)なので、種なし。
農水省品種登録データベースより抜粋転載


作物区分 果樹

農林水産植物の種類 Citrus L. (和名:カンキツ属)
登録品種の名称 南津海シードレス (よみ:ナツミシードレス )
登録年月日 2013/09/26
育成者権の存続期間 30年
品種登録者の名称及び住所 山口県 (753-0215 山口県山口市滝町1番1号)
・・・果実の重さは中、果皮の色は濃橙、油胞の大きさは中、油胞の密度は中、油胞の凹凸は凸、果面の粗滑はやや滑、果皮の厚さは中、果皮歩合は中、剥皮の難易は易、じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形は中、さじょうの大きさは小、さじょう(果肉)の色は濃橙、果汁の多少は多、甘味は高、酸味は中、香気の多少は少、種子数は無、発芽期は中、開花期は中、成熟期は晩、隔年結果性は中、浮皮果の発生は中、裂果の発生は無、貯蔵性は中である。   出願品種「南津海シードレス」は、対照品種「南津海」と比較して、種子数が無であること等で区別性が認められる。


山口県農林総合技術センターで、親品種「南津海」の穂木に、軟X線を照射したものを高接して結実させ、無核の系統を選抜したそうです。



【 他の柑橘との違い 栄養素 】


栄養素を柑橘ではあまり重要視しないところがあります。


南津海は、なぜか、特定の機能性成分を含んでいます。

突出しているのは、「カロテノイド」「フラノボイド」「シネフリン」。
他の品種と比較しても、とても多く含んでいます。

参照

カンキツ類の機能性に関する知見と育種について/和歌山県果樹試験場 研究員 岩倉拓哉氏
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070100/070109/gaiyou/002/seikahappyou_d/fil/r1-01.pdf



【 じっさいに食べてみた 】


皮むきは容易で、みかんのように皮むきできます。

アルベド(白い部分)の層も薄く、ペロリと剥けていきます。



頭からむいても、おしりから剥いてみても、同じように剥きやすいです。


じょうのう膜も薄いので、種無しであれば、特に気にする要素はありません。

パッケージには何も書いてないものでも、種無しでした。

種が出てきたものは、オリジナルの、「南津海」ということができます。


5月になって入手したものでも、甘味は多く、酸味もたっぷり感じられ、かつ、オレンジのような強い甘味と濃厚さがあって、やはり美味しい。


酸味が強いというコメントも見かけます。

適期まで酸抜きしなかった個体が流通しているかもしれません。


種の入ったオリジナルの個体に、まだ出会っていません。

私の食べたものは、改良種にあたる「南津海シードレス」ばかりです。


なお、種の有無で、味わいに大きな差は無いそうです。

疑問があるとすれば、種無しは、販売上有利になりますが、表記しないのでしょう。
ふしぎな話です。

関連ワード

柑橘春みかん南津海なつみ夏海

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