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錦秋 きんしゅう 赤リンゴ TX|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

錦秋 きんしゅう 赤リンゴ TX

カテゴリ:くだもの

2019年登録の、比較的新しい品種。
「ふじ」が出回る前の市場に食い込める、優良品種です。
糖度はさほど高くなくても、とても甘さを感じるリンゴ。
とても良い香りが、強く印象に残りました。

ファイル名:202510tx_002.jpg

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錦秋  きんしゅう  



比較的近年品種登録された、リンゴ品種。
「ふじ」「早生ふじ」が出回る前に、店頭に登場すること、バランスが良く、印象に残る爽やかさが人気を呼びそうな予感。



【 品種登録情報 】


この品種は農水省に品種登録されています。抜粋し転載。



農林水産植物の種類 Malus Mill. (和名:リンゴ属)
登録品種の名称 錦秋 (よみ:キンシュウ )
登録年月日 2019/04/23
育成者権の存続期間 30年
品種登録者の名称及び住所 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (305-8517 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1)
・・・果肉の硬さは中、果肉の色は黄白、果実の甘味はやや高、果実の酸味は低、果実の蜜の多少は無又は極少、果心の形は円錐形、開花始期はやや晩、収穫期は中、普通貯蔵の貯蔵性は長、冷蔵貯蔵の貯蔵性は長である。   出願品種「錦秋」は、対照品種「千秋」と比較して、果皮を被う色の濃淡が濃であること、梗あの深さが中であること等で区別性が認められる。対照品種「つがる」と比較して、果皮を被う色の濃淡が濃であること、収穫期が中であること等で区別性が認められる。



育成論文が開示されています。
農研機構研究報告「リンゴ新品種‘錦秋’」
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010950209.pdf


「千秋」×「4-4349(つがる×いわかみ)」の交配だそうです。

近年の温暖化によって、温暖地の果皮着色が不良となるケースがあることから、高温下でも、良好なな着色を得られる、肉質良好な品種として育成されたそうです。
近年は、ブドウでも、黒色品種の着色不良や、シャインマスカットの過熟といった、気候変動に伴う課題が増えているようです。


検定試験の実施は、北海道~東北、北関東、北陸、長野、
岐阜といった地域で行われました。
着色不良につながる温暖な気候の地域でも、着色良好で安定生産が見込めると期待されています。


【 食べてみた 】


長野県 松川町で入手(2025)。

長野のほかの地域でも数か所複数名の方が、売られていました。2019年登録品種ですので、おそらく試験栽培に参加した農家さんの果実だろうと思われます。


果皮色は、明るい紅色~紫混じりの濃い赤色。果点がポツポツと見られます。

日当たりや寒さなど、環境で果皮色は差が出るのでしょう。


切ってみると、サックリと切れて、柔らかい印象。

香りがとても爽やかです。
柑橘のような、パイナップルのような、華のある香り。


甘味はたっぷり感じられました。

実際に計ってみると、さほど高いわけではなく、感覚とは差があります。



雑味が少ないせいか、甘味と香りが際立って感じられます。

果肉は堅すぎず、噛むとほぐれやすくて、食べやすい印象です。


特によかったのが、香り。

際立っていて、印象的です。
フレッシュですがすがしく、噛むたびに強く感じられ、最後までついてくる。
かなり楽しい体験でした。


酸味はあるのですが、バランスがよくて、控えめ。

あまり印象に残らないだろうと思います。
また、ジューシーさは多汁というほどではなく、適度なものです。


全体のバランスがとても良い、今後評価されそうなリンゴ。

食味が良く、華やかな気分になります。
全体に好印象。


貯蔵性も良いとの評価ですので、流通上も優位です。

とくに、「ふじ」が出回る前の時期に、「つがる」「シナノスイート」の対抗馬として有望に思われました。


9月下旬に入手した長野(松本、箕輪ほか)周辺では、比較的入手しやすい印象でした。

他の試験栽培地でも、入手できるでしょう。
果実の性質は、申し分ない印象です。
評価が高まれば、今後栽培が一気に広まるかもしれません。


202509

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くだもの林檎赤リンゴ錦秋きんしゅう

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