心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

素材ダウンロード

バートレット ウィリアムズ・ボン・クレティエ 洋梨 TX|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

バートレット ウィリアムズ・ボン・クレティエ 洋梨 TX

カテゴリ:くだもの

イギリス生まれの洋梨品種。早生で9月から出回ります。
世界で最も多く栽培されている品種で、超メジャー級の洋梨。
この美味しい洋梨が、缶詰になっていたとは・・・。

ファイル名:202510tx_004.jpg

※ダウンロードをもって利用規約に同意したものとみなします。

バートレット  bartlett  ウィリアムズ・ボン・クレティエ



イギリス生まれの洋梨品種。
世界で最も多く栽培されている品種で、超メジャー級の洋梨。
国内では3番目に栽培が多いようです。


赤い果皮のものもあります。

「マックス・レッド・バートレット(max red bartlett)」で、バートレットの枝変わり品種。
縮めて、「レッド・バートレット」とも呼ばれます。



【 来歴 】


イギリス南部生まれの洋梨。1770年代のこととされます。

ステアという人物が発見者です。ウィリアムズという苗木業者が広め、「ウィリアムズ・ペア」などと呼ばれました。


苗木がアメリカに渡り、マサチューセッツ州のエノック・バートレットが栽培を広めたことから、「バートレット」の名で広まりました。


今日北米で知られているバートレット梨は、世界の他の多くの地域で「ウィリアム(ズ)」、「ウィリアムズ・ボン・クレティエ」と呼ばれている品種と同一と考えられます。

ここでは、現在の日本での通り名「バートレット」としてすすめます。



日本には明治時代になって多くの洋梨品種が試験導入されます。
1903(明治36)年に、ラ・フランスが導入されます。

「バートレット」は、それよりも早く、明治初期に導入されたようですが、百種を超える品種が試されたそうで、導入時期について明確な年代は判りませんでした。


大正天皇(当時皇太子)が東北地方を訪問した際、おいしい和梨のお礼に、「バートレット」の苗を授けたという話が残っています。明治42年のこと。


日本での導入当初は、「バートレット」は缶詰の原料として多く栽培されるようになります。

当時は、「追熟して食べる」という知識が広まっていない事、道路インフラなど物流に課題があって、生食用としての流通は極少なかったと思われます。



【 特徴 】


洋梨らしい、ビン型の形状をしています。

それほど大きくなるわけではなく、250g前後の個体が多いと思います。


果皮にサビがあっても、食味には影響がなさそうです。気にしないで下さい。

収穫時は、黄緑色。その後、追熟すると、黄色みを帯びてきます。


果皮に傷があると、そこから腐敗が始まります。また、熟しすぎると、アルコール臭が出ますので、注意が必要です。


肩に日焼けのような、赤味がかった個体もあります。

食べ頃判断は、やはり色の変化という事になります。
早く食べたいならば、黄色くなったものを選びます。
上の写真のように、かなり黄色くなるまで待たなくても、良いと思います。
この個体で、2週間程度ねかせたものです。


常温で保存しますが、追熟を遅らせるには、冷蔵庫へ。

程度はありますが、自分で少しはコントロールできます。


早生品種にあたります。産地で前後しますが、9月から3週間程度の間入手できます。



【 食べてみた 】


ご縁がなく、2025年に入手。

国内洋梨の中では、栽培は多いほうです。


外観はいびつな印象で、デコボコが多いです。


切る時点では、ほんのわずかに黄緑色が残る黄色という感じ。

今だな、と判断して、切ることにします。
洋梨一般に言えますが、切る前は、外からは、あまり強い香りは感じないものです。


切って一口。

鋭い甘味と酸味が口いっぱいに広がります。
正直、この小さな実で、これだけのインパクトがあるのか!と驚きました。

和梨とは、全く異なる食体験です。

荒々しささえ感じる、濃厚で鮮烈、豊かで濃縮した味わい。
口の中で、とろりと溶けていく。


香りはあるのでしょうが、甘味と酸味が鋭く前面に出てきて、香りの存在感は薄い印象。

柑橘まじりの、リンゴに似た香りを感じました。

同時に食べた、「スタークリムソン ペア」 と比べると、微妙な違いに気付きます。

「スタークリムソン ペア」も、強さがありますが、どこか優雅で品がある感じがします。


今回は、十分追熟した、ジャストなタイミングで食べることができました。

少し早めだと、ちがった印象になるかもしれません。
今回は、歯がなくても食べられる状態でしたが、食感も少し堅い印象が残るでしょう。
また、遅すぎると、ぼやけた味とゆるい果肉で、まったく美味しくありません。


「バートレット」は、小さな巨人。

強い酸味と甘み、香り。
それぞれが強い存在感を放って、一体感を感じます。
世界で最も多く楽しまれている洋梨というのも、頷けます。


和梨と違い、コンポートやパイといった加熱料理も、レンジ等で手軽に作れます。

スパイシーな生ハムとオリーブオイルとも相性が良いです。
かなり美味しいです。日本にはない食文化をたのしみたいです。
ただしワインの呑みすぎには注意が必要です。


202509

関連ワード

くだもの洋梨なしバートレットウィリアムズ・ボン・クレティエドマックス・レッド

素材カテゴリ

素材を検索

PAGE
TOP