ロメインレタス　　コスレタス　　立萵苣（タチチシャ・タチヂシャ）
学名：Lactuca sativa var. longifolia　　英名：romaine lettuce、cos lettuce　　仏名：romaine, laitue romaine
ローマ時代より食べられていたことから、「ローマのレタス」の意味で「ロメインレタス」とも呼ばれます。
ギリシャ・エーゲ海のコス島が発祥では？ということで、「コス・レタス」。
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科:キク科 Asteraceae
属:アキノノゲシ属 Lactuca
種:チシャ L. sativa
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レタスは地中海沿岸から西アジア原産とされています。
日本では、「チシャ」とよばれて、奈良時代から日本で食べられていました。「カキチシャ」と呼ばれる、結球しない葉レタスで、下の葉から順に収穫するもので、サンチュのような姿をしています。生食はしなかったようで、おひたしや、和え物にしたようです。
戦後、他のレタス類が導入され、ほとんど作られなくなりました。
焼肉サンチュのような使い方が知られるようになって、注目されています。
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一般的な結球レタスもキク科のチシャで、同じ仲間ですが、ロメインレタスはその中の変種。
形状も縦長ですが、利用上の大きな違いは、加熱にも強いところです。
2017年以降、米国でロメインレタスが原因とされる食中毒O-157発生情報がありますので、原因がはっきりするまでは、加熱調理をおすすめしたいです。
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レタスを形態別におおきくわけてみました。

結球する玉チシャ　---　クリスプ型　　　　　---　通常の結球レタス
結球する玉チシャ　---　バターヘッド型　　　---　サラダ菜などゆるい結球をするもの
葉チシャ　　　　　---　リーフ型　　　　　　---　サニーレタス、グリーンリーフ等
立ちチシャ　　　　---　リーフ型で直立　　　---　ロメインレタス★
掻きチシャ　　　　---　ステム型で葉を摘む　---　カキチシャ、サンチュ
茎チシャ　　　　　---　ステム型で茎を食用　---　アスパラガスレタス（セルタス・山クラゲ・茎レタス）
おなじみのものが多いですが、アスパラガスレタスは中国野菜で、葉っぱではなく、茎を皮むきして食べます。山クラゲの原料です。日本で見る機会は極少ないですが種は入手可能。
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ロメインレタスは、シーザーサラダに無くてはならない野菜です。
「シーザー」といえば、「ジュリアス・シーザー」＝「ガイウス・ユリウス・カエサル」を連想しますが、この紀元前ローマの独裁政務官とは、何の関係もないです。イタリアつながりなので、勘違いしやすいのでしょう。
メキシコにある、「シーザーズ・プレイスCaesar's Place」というレストランオーナー、シーザー・カルディーニ氏が「シーザーサラダ」を最初に作ったのが始まり。とてもおいしいと評判になり広まりました。
実際に訪問した人の記事はけっこうあります。実際につくっている動画も見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=-mmukXtWlus&t=2s
にんにく、レモン汁、オリーブオイル、塩、胡椒、半熟卵の黄身、（アンチョビ、）オリーブオイル、リーペリンのウスターソース。よく冷えたロメインレタスをちぎらず絡めて、パルミジャーノチーズをふりかけます。クルトンをのせて完成。
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水にしばらく漬けておくと苦味が少なく食感も良くなります。
生サラダ専用というわけでもなく、加熱にも強いです。ゆでると、苦味が少なくなって、しんなり。１分以内で良いですが、食感をよくするために、すぐに冷やしたほうがいいです。
炒め物や和え物、麺の具など、食感も残って、面白い素材です。葉が大きいので、ロールキャベツのキャベツ代わりになります。
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ロマリアは、タキイ種苗のブランド名。
複数社からタネが出ていて、通販でも入手しやすいです。

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