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カリン 花梨 カラナシ
和名:カリン
果実は、果実酒や砂糖・はちみつ漬けで利用されています。
咳止めとして、民間療法的な使われ方がよく知られています。
【 来歴 】
中国の東部が原産とされています。
似たものに、「マルメロ」があります。カリンとは近縁にあたります。
導入時に一部地域で呼び名に混同があったことから、「カリン」=「マルメロ」という誤解を生んでいます。長野諏訪地方では、以前から「マルメロ」を「カリン」と呼んでいたようです。歴史も古く、江戸時代には既に区別があいまいになっています。
諏訪湖畔にある「かりん並木」は、実際にはほとんどマルメロだそうです。
ちなみに「マルメロ」は中央アジア(トルコか)が原産で、近縁ですが別の植物です。
どちらも、独特の芳香をもっています。
カリンは、皮がつるりとしていますが、マルメロは、表面に綿毛があるので見分けられます。
また、ナシ属とも近縁です。
カリンも石細胞が多いという類似点があります。
ただ、カリンは非常に硬くて生食できません。
日本への渡来は時期が不明です。
古くから生薬や観賞用にあったとされるものと、現在流通しているカリンとは違っている可能性があり、あまり区別されず利用されてきたのではないかと思われます。
参考 ロッテ カリン100%マガジン
教授と語るカリンの魅力 / 信州大学 農学部 濵渦康範教授
https://www.lotte.co.jp/corporate/karin/tomo/004.html
既に1000年以上の栽培歴史がありますが、まだ判らない点が多いと述べておられます。
【 国内の主産地 】
長野のほか、山形、香川などで商業的栽培がされているようです。
空海が帰国して、香川県仲多度郡まんのう町に最初に植えられたという説があります。
昭和59年にはカリンを町木に指定しています。
その際、庭木として一家に1苗配られたそうです。
まんのう町は、「ロッテののど飴」に採用されたことで栽培面積が増加しています。
庭木としても人気で、耐寒性があります。
涼しい気候が合うようです。
【 利用方法 】
先述のとおり、果肉部分は石細胞が多いので、とても堅く、生食できません。
切るときは、怪我をしないよう注意してください。
香りが良いので、しばらく部屋に飾って楽しみたいです。
切ってみます。

大量の種が入っています。

種には有効成分が多いので、みかんネットに入れておきます。

皮つきのまま、ザク切りして、はちみつを入れるだけ。
種の入ったみかんネットも一緒に入れておきます。

完成
冷蔵庫または冷暗所で保存します。2か月ほどで飲み頃になります。
実の部分は取り出しておくと、カビが生えず保存性が良くなります。
変化する様子も、なかなか楽しいですよ。
お湯割りや、紅茶に入れたり、ヨーグルトにかけても食がすすみます。






