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アメリカほど芋 アピオス Apios americana
カテゴリ:やさい
アピオス と アメリカほど芋 両方制作。
ファイル名:apios-americana20211206.jpg
アメリカホド アメリカホドイモ アピオス 亜米利加塊
potato bean Indian potato ground nut
科:マメ科 Fabaceae
属:ホドイモ属 Apios
種:アメリカホド Apios americana
北米東部原産。つる性の多年草で、グリーンカーテンになるとのこと。
ずいぶん広がるようですので栽培には注意が必要です。
紫色の不思議な形の花を咲かせます。良い香りだそうです。
ちいさな芋の類に見えますが、マメ科の根にできた塊茎(かいけい)。
塊茎は、数珠繋ぎになって出来ます。
potato bean =「ポテトのような豆」。わかりやすい名前です。
日本では属名の「アピオス」で流通している事が多いようです。
【 日本への伝来 】
じつは、意識せず入ってきた外来植物のようです。
明治の中頃、リンゴの苗木の中に混じっていたのが広まったとされます。
今でも、アメリカホドイモの主産地は、りんご大産地の青森県です。
JAゆうき青森が、経済作物として取り扱っています。
【 栄養たっぷり 】
インディアンが食べていたという、優れた栄養成分の野菜とされています。
文科省 食品成分データベースに載っていましたので、ジャガイモ、さつまいもと比較。
タンパク質が多い食物です。カリウム分やカルシウムも多くなっています。食物繊維も多いそうです。
100g比較ですので、アメリカホドイモの数はたくさん必要ですね。
食用部分が2~8cmほどの小さな個体。
主食ではなく、補助的に食べるのが適当かと思います。
今風だと「サプリメント」みたいな感覚。
食べてみると、その理由が見えてきます。
【 実際に食べてみる 】
写真の個体は、石川県で11月中頃入手したものです。
ちょっとネバネバする所があります。切り口からでているのでしょうか。
皮むきする必要はないようです。
予備知識がないので、イモかな?と思って、焼き芋風に焼いてみました。
水分が少なく、粉質で、サラサラ・ホクホクしています。焼いた香りは悪くないです。
エグミのようなものが感じられますが、甘みはありますが、苦味も混じった味で複雑。
ちょっとカメムシっぽい感じの香りがします。
美味しいか?と聞かれれば、栄養タップリと聞いて、食べてみようかなと思う感じです。
確かに、タンパク質が、お芋類の3倍とか、カルシウムが多いといっても、そんなに沢山食べようとは思えませんでした。食べずにすむなら、それでいいかなという感じ。
でも、あきらめずに、もっと時間をかけて、焼いてみました。
やはり、ホクホクで、エグミが感じられます。
こういう味なんだな、と納得。
素揚げして塩をまぶす、という食べ方がネット上に出ていますが、そっちの方が美味しく食べられそう。
誰が名付けたか、「ヤーコン」「キクイモ」と並んで世界三大健康野菜とか。
食べた後、すこし元気が出てきたような・・・。