素材ダウンロード
みはや まるたん
濃い赤みのある美しい外観で、温州ミカンと外観で差別化できます。
早生品種ですが、濃厚な味わい。
種はほぼ見つからず、食べやすさもあります。
津之望とNo.1408(清見×イヨカン)の交配。長崎県南島原市の果樹研究所カンキツ研究口之津拠点で生まれました。親品種の「津之望」も口之津拠点生まれです。
外観が「美」しく、「早」くできる早生品種なので、「みはや」の名がつけられたそうです。
「まるたん」の名で出ているものも品種名「みはや」です。
「まるたん」は株式会社田の浦柑橘組合の登録商標。
【 品種登録情報 】
農水省に品種登録されている内容を抜粋して転載
作物区分 果樹
農林水産植物の種類 Citrus L. (和名:カンキツ属)
登録品種の名称 みはや (よみ:ミハヤ )
登録年月日 2014/09/30
育成者権の存続期間 30年
品種登録者の名称及び住所 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (305-8517 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1)
・・・果心の充実度は粗、果心の大きさは小、果実の重さはやや重、果皮の色は橙赤、油胞の大きさは大小混合、油胞の密度は疎、油胞の凹凸は凸、果面の粗滑はやや滑、果皮の厚さは薄、果皮歩合は中、剥皮の難易はやや易、じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形は中、さじょうの大きさは中、さじょう(果肉)の色は濃橙、果汁の多少は多、甘味はやや高、酸味は低、香気の多少は多、種子数は少、・・・浮皮果の発生は無、裂果の発生は少、貯蔵性は中である。出願品種「みはや」は、対照品種「べにばえ」と比較して、種子数が少であること、成熟期が極早であること等で区別性が認められる。対照品種「麗紅」と比較して、花粉の多少が中であること、胚の数が単胚であること、成熟期が極早であること等で区別性が認められる。
11月下旬に成熟する、早生の柑橘。
田の浦柑橘組合のHPによると、圃場によっては、種が多く入るケースがあるということです。
花粉の多い樹が回りにあると、種が多くなる柑橘がありますので、同様の現象かもしれません。
【 「まるたん」に関する商標情報 】
登録5603714
先願権発生日:平成24(2012)年 12月 13日
商標(検索用):まるたん
権利者 氏名又は名称:株式会社田の浦柑橘組合
役務範囲は、果実となっています。あくまで青果での名称使用に関するものです。
【 食べてみた感想 】
外観からも、ミカンとは違ったオーラを感じます。
外観が美しく、浮き皮が出ないタイプの柑橘。
ミカンほど皮むきしやすくは無いですが、手で剥けます。
おしり側より、ヘタの方から剥いたほうが良いです。
香りが「津之望」ゆずりで、香りも良いです。
おばあさんにあたる、「アンコール」に似た香り。
酸味が少なく、甘味をしっかり感じられる良食味柑橘。糖度も高いです。
じょうのう膜も薄く、食べやすい。
また、今まで食べた中では、種が無かったです。
環境によっては種が入るようです。
202304改