江戸時代の「農業全書」には「豇豆(ささげまめ）」として多くの品種や栽培法の記述が残っているそうで、古くから庶民の味だったのでしょうね。昭和30年頃までは盛んに栽培されていたようです。
地域で呼ばれ方も違うようです。16なのか18なのか、豆の数を数えてみて下さい。各地で変異しているのかもしれません。
「十六ささげ」は、あいちの伝統野菜、飛騨・美濃伝統野菜。中京では大正時代頃からさかんに作られるようになったようです。
関東では、あずきは煮たときに皮が破れやすいため、「腹切れ」→「切腹」という連想から武家社会で嫌われ、煮ても皮が破れないささげの方を赤飯に用いるようになったとか。霜栗金時、備中だるま　といった品種があります。
お供え習慣も、一定の地域であるようです。ご存じの方、お教えください。
今となっては、いんげん豆や、さやごと食べられる改良種が人気ですが、東南アジアでは今も好んで食べられているようです。
塩ゆででマヨネーズとか、シンプルな味わいかたが好きです。

202201改