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ベビーコーン ヤングコーン
baby corn
分類 イネ科トウモロコシ属
原産地 メキシコ,ボリビア近辺
イネ科の植物「テオシント」がトウモロコシの原種ではないかと考えられています。
「テオシント」の実物は、「筑波実験植物園」で見ることができるそうです。
トウモロコシは、世界三大穀物(米、麦、トウモロコシ)のひとつ。世界的にもメジャーな主食。
トウモロコシが日本にやってきたのは1579年ポルトガル人が長崎へ伝えました。明治初年には北海道の開拓民がアメリカから導入しています。
【ドウモロコシ輸入大国日本】
日本は、世界で最も多くトウモロコシを輸入しています。世界の生産量の22%にあたります。
小麦の約3倍もの量です。輸入穀物の約半分がとうもろこし(重量ベース)。
用途は、飼料6割、ほかは、コーンスターチ。製紙用の工業でん粉など。
【ベビーコーンとは?】
ベビーコーンは、青果用トウモロコシ品種の若穂を摘み取ったもの。1本に数個の雌穂をつけますが、1~2本を残して間引きし、若取りして商品にします。生育を見て残す雌穂を決めるようです。残った1個は大きく成長して、通常の青果用トウモロコシとして出荷されます。多穂となる専用種もあるようですが、通常の栽培過程で二次的に出てくるものと考えてよさそうです。
ベビーとかヤングとか呼び名が混在していますが、同じものをさしています。ここでは「ベビーコーン」として話をすすめます。
フレッシュなものは、季節限定の味わいで貴重。本来は、畑に戻してしまったほうが楽なのですが、せっかく美味しいので、手間暇かけて収穫~パッキングされ店頭に並びます。缶詰や水煮パックのイメージが強いベビーコーンですが、生のほうが圧倒的に美味しいです。
とうもろこしといえば米国ですが、フレッシュなベビーコーンの国内産は少なく、小規模農家がわずかに生産しているようで輸入が主だそうです。労働集約型なので収穫に手がかかる、というのがその理由。
皮つきのまま売られているのが増えてきました。鮮度維持に有利ですし、丸焼きすると、ヒゲや内側の皮も食べられて美味しいです。5月くらいから出始めて、6月いっぱい入手できます。
【用途・たべかた】
ゆでてサラダ、丸焼き、スープの具、炒め物、とうもろこしごはん、天ぷらなど。
鮮度がよければ生でシャキシャキしていておいしいです。ゆでたら、冷凍も可能です。早めに使い切りたいです。
【タネの販売状況】
種ですが、若取りを目的としたものは少なく、一般的なトウモロコシ品種からとられていると思います。
ベビーコーン・ヤングコーンの名を冠したもの
サカタのタネ 「スイートコーン ヤングコーン」
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