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バターナッツかぼちゃ バターナッツ・スクワッシュ
Butternuts squash
属 カボチャ属 Cucurbita
種 ニホンカボチャ Cucurbita moschata
【 来歴 】
最も多く出回っているとされる「ウォルサム・バターナッツ」はGooseneck squash × Hubbard squashの交配で、米国人チャールズ・レゲットの開発とされます(異説あり)。1940年代。
現在出回っているものの多くは、この種類かなと思われますが、種苗会社から、改良種やF1も出ています。
大きさ、形状や果皮色も微妙に違いがあります。
日本への導入歴史はよくわかりません。
在来の、ひょうたん型のかぼちゃは、各地に、似たものが存在しており、一部は変異し、すでに作られなくなり種が消滅したものもあるようです。
比較的知られたものに、「鶴首(つるくび)かぼちゃ」があり、こちらも日本かぼちゃであることから、近い存在と想像します。
鶴首かぼちゃを元に、岩手県の研究機関が「南部一郎」を品種登録、平成22年に岩手県のオリジナル品種となっています。
「ウォルサム・バターナッツ」はGooseneck squashとの交配となっています。Gooseneck squash=「ガチョウの首南瓜」で、姿も鶴首かぼちゃによく似ています。国はちがっても、鳥類の首を想像するところは同じで面白いですね。
【 種の販売 】
入手しやすい種はいろいろでていますが、このようなものもあります。変種、F1など。
202403 廃番にはご注意ください。
●トキタ種苗 「クレマズッカ」
Zucca(かぼちゃ)Crema(クリーム)で、クリーミーで甘い。
●サカタのタネ バターナッツ南瓜「まろあじ」「食べきりバターナッツ」
小型になるモスカータ種。日本の暑さにも合う。
●ポンカ Ponca Butternut Squash
寸胴の小型種。通販で入手可能
●しましまバターナッツ
沖縄のかぼちゃに似た、緑と黄色の縦縞模様になるF1品種。
●ナント種苗「すずなりバタ子さん」
F1で細長い感じの小型品種。保存性も良さそう。
【 食べ方 】
ナッツのような風味があって、繊維質が少なく、ねっとりした食感。
熟すと甘くて濃いオレンジ色の果肉で濃厚さを増します。
ゆでると煮崩れしやすいので、スープに向きます。
グラタンなどグリルにも活用できます。
水分が多いので、水分を飛ばすのにレンジで予備調理するのも手です。
スープにするときは、皮ごとグラグラ煮込んでフードプロセッサに放り込みます。
意外に手軽で、時間がかからない料理。
余ったら冷凍しておけば、いつでも楽しめます。