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ファーベ イタリアそらまめ フェーヴ ファーヴェ Fave 城陽長莢蚕豆
イタリア語で「そらまめ」はFave。
ご当地のものは、細長い鞘で、お豆の数も約7粒くらい入っています。
豆の大きさも、一寸そらまめよりも小さいです。
固定種で、ヨーロッパでは、紀元前から食べられてきたとか。
また、若どりしたお豆は、生のまま食べられているという記事を見て興味がわいてきました。
羊の乳でつくったペコリーノチーズと食べるのがイタリア流とか。
チーズと相性がいいのかー。
というわけで、実際に栽培してみました。
種です
「ファーベ」は藤田種子㈱さん。
「ポポロ」は武蔵野種苗園さん。
「ポポロ」の名で出ているものも、ファーベと同じ豆のような印象です。
早春蒔きで無加温のミニハウスで育苗しました。
環境に合わないのか、方法がいけないのか、発芽率はいまひとつです。
6月末ごろの様子。
サヤは、重たいせいか、上向きではなく、斜め下に向かって実ります。
おかげで、見つけやすいです。
そらまめの一般的な露地での育て方は、通常露地で秋まき~越冬して初夏収穫です。
この豆も、同じような栽培方法で良さそうです。
シーズンになると、毎日のように収穫しなくてはいけないところは、一般的な、さや豆と同じです。
栽培は、早起きできる、「マメなひと」に向いています。
収穫が間に合わず数日放っておいたら、どんどんヒネた状態になって、最初に感じられた味とはちょっと変わってきました。
【 食べてみた印象 】
一寸ソラマメと比べると、特有の香りはなく、クセが少ないです。
エグミのようなものも無く、甘みも強くて、美味しい。
若どりでも、一寸ソラマメ同様、薄皮を除いて食べます。
塩ゆでにしましたが、鞘ごと焼くとさらに美味しくなりそうです。
大きくないので、サラダにもちょうどいい食材。
生でも食べてみましたが、淡泊で、別に生でたべなくてもな~とは思いました。
ペコリーノは入手できませんでしたが、普通のチーズと一緒に食べると、なかなか美味しいです。
折角ですから、いちどは試してみましょう。
加熱したほうが、甘味が強く感じられます。
【 その他 】
種は、先述の藤田種子㈱さん、「ポポロ」武蔵野種苗園さんのほか、「城陽長莢蚕豆」の名で売られている種も、かっこ書きで「ファーベ」とあります。
202206
202401改