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ズッキーニ zucchini
科 : ウリ科 Cucurbitaceae
属 : カボチャ属 Cucurbita
種 : ペポカボチャ Cucurbita pepo
「ペポカボチャ」と呼ばれる、カボチャの仲間です。
お仲間には、ハロウインかぼちゃや、「おもちゃかぼちゃ」と呼ばれるもの、キンシウリ(金糸瓜)などがあります。
和名は「ウリカボチャ」。
【 来歴 】
16世紀大航海時代に、北米大陸からヨーロッパに伝わったものが、イタリアで改良されて今の形になったと考えられています。
ズッキーニは、アメリカ(テキサス)~メキシコの北米大陸が原産地なのですが、ズッキーニのことを「イタリアン・ベジタブルマロー(vegetable marrow)」と呼ぶことがあります。
フランスやイタリアで、いち早く広まったことが、この呼び名の背景にあるのでしょう。
アメリカ大陸へは、逆輸入のような形で広まっています。
ズッキーニZucchinaは、イタリア人がつけた呼び名。
【 生態 】
通常のカボチャと違って、蔓を伸ばすのではなく、株元あたりからニョッキリ実をつけます。
自宅菜園の写真。
いくつも出来ているのがわかると思います。
薄いオレンジ色をした、花をつけます。
「花ズッキーニ」として、食用に出回ります。
左が雌花、右が雄花。雌花が流通することが多いです。
ズッキーニは、密植できて、意外と場所を取らないので、家庭菜園でも人気です。
【 調理ポイント 】
種とワタがありますが、通常若とりしたものですので、取らずに食べます。
皮が堅いと思うかもしれません。
食感が残らないほうが良い調理のときには、皮むきしたほうがいいでしょう。
好みの問題です。
切って水にしばらくさらしておくと、アクぬき出来ます。
通常は加熱して食べられています。
薄い輪切りにして、チーズなどを載せて焼くだけで美味しい。
韓国の料理法「ジョン」も同じような食べ方。
油との相性が良いので、天ぷらも人気です。
ズッキーニと長くお付き合いしているイタリアで食べられているレシピを参考にするといいです。
マリネやパスタ、乾燥して食べるなど、意外な食べ方が見つかりますので探してみてください。