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四葉きゅうり すーよーきゅうり TX

カテゴリ:やさい

熊澤三郎氏作出の、昭和に各地で愛されたきゅうり。

ファイル名:20220728.jpg

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四葉きゅうり すーよーきゅうり スーヨーキュウリ すうようキュウリ

科:ウリ科 Cucurbitaceae
属:キュウリ属 Cucumis
種:キュウリ C. sativus

【 きゅうりの伝来 】
キュウリは、インドヒマラヤ山麓原産。元々暑いところで生まれたわけではないんです。
東方に伝わるときに、北と南に分かれて生態分化しています。いわゆる、「華北系きゅうり」と、「華南系きゅうり」です。後述。
日本へは、1000年ほど前に、「華南系きゅうり」が先に伝わりました。苦味(エグミ)から、あまり好まれる食べ物とはいえなかったようです。国内では長い間、キュウリといえば、この華南系でした。
江戸~明治に、「華北系きゅうり」が伝わり、その後明治になって、双方の自然交雑によって各地に様々な品種ができました。
一部ロシア経由で入ってきた小型の「ピクルス」になるきゅうりは、なぜか山形県だけで定着しました。
その後も、それぞれ入り混じって世界でも珍しいくらいに多様なきゅうり文化が生まれます。
ちなみに、「きゅうり」=「黄瓜」で熟すと黄色くなることが名前の由来とされます。

【 「華南系きゅうり」と「華北系きゅうり」~四葉キュウリ誕生 】
「節成り性」は、日照時間と関連があり、収穫効率を向上。原産地インド北部は元々、日照時間は長くない所。ですので、元は、短日性で、高温を得意としません。
気候の違いが、あちこちに移植され、長い栽培の中で、土地に適応した性質をもち、両者に違いをもたらしました。
元々は、「華南系」が先に伝来します。どういうわけか、江戸期になるまで長く栽培されます。明治以後になって、「華北系」との自然交雑が生まれます。
四葉胡瓜が伝わったのは大正中期、中国山東省から現在の韓国(当時は併合して日本統治下)に入ってきたものを日本人が持ち帰ります。
その後改良し広めたのが、熊澤三郎氏。野菜の神と呼ばれた人物。

【 熊澤三郎氏について 】 (1904(明治37年)-1979(昭和54))
蔬菜品種の分類学者で大きな功績を残した、熊澤三郎氏。
現在の長崎県松浦市出身。平戸藩の家老だった熊沢家の養子。農林技官として大阪府農事試験場、台湾総督府、のち戦後は九州農業試験場長。終生を農業技術者として貢献する中で、農家の役に立つものに焦点をあて、有望品種の育種で多くの成果をあげます。蔬菜の分類や技術体系(作型)の提唱者で、昭和を代表する農業界の神と呼ばれた人物。

元々あった中国の品種を、日本に合う作型に改良したのが、熊澤三郎氏。
四葉(スーヨー)は、華北系白イボ種で、夏でもよく成り、草勢の強い品種。
農林省技官として九州に赴任していた昭和19年、作出に至り、美味しさから一気に日本全土に広まります。
昭和19年に韓国(当時の日本統治下)から導入されたとの記述も多いですが、実際にはもっと早く日本に入ってきていますので事実と違うと思います。
熊澤氏は、キュウリでは「四葉」のほか、「近代四葉」「満州秋」などを育種しています。

【 現在ある四葉きゅうり 】
現在も、いくつかの固定種が入手可能です。
純系四葉、神田四葉、高農改良四葉など伝統野菜の種として販売されています。
美味しさを活かした四葉系のF1品種も多く出回っています。
いまでも人気の理由は、その歯切れの良い食感と、豊かな香り、濃厚な味の良さです。
「昔のきゅうり」と呼ばれたりしますが、キュウリの品種改良のスピードは壮絶で、ある意味、昔の基準と現在の基準が大きく乖離した結果かと思います。
四葉は、その後 落合節成との交配を重ねた結果、白イボの「夏節成」を生み出した、重要な親品種でもあります。

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