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夢富士 yumefuji もも|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

夢富士 yumefuji もも

カテゴリ:くだもの

メジャー路線ではないですが、流行とはまた違った桃でおもしろいです。

ファイル名:yumefuji20220817tx.jpg

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夢富士 ゆめふじ

科:バラ科 Rosaceae
属:モモ属 Amygdalus
種:モモ A. persica

【 モモ について 】
生食用のモモは大雑把に3種に分けられます。
・水蜜(すいみつ)種  ・ネクタリン  ・蟠桃(ばんとう)
水密種には、皮に細かな毛が生えています。毛茸(もうじ)と呼ばれるものです。
ネクタリンには毛がないので、区別されます。
おなじみの白桃や黄桃は、水密種です。
蟠桃は国内でも生産され、とても美味しいのですが、希少となっています。

【 概要 】
福島県生まれの、早生の桃です。
伊達郡伊達町の佐藤孝雄氏が、「中津白桃」の実生から選抜育成したものとされます。
中津白桃は半世紀ほど前の品種で、その後も多数の交配親になっている品種。現在は、落果が嫌われ希少となっています。
早生種の中では大玉傾向で、ひときわ目立つ存在で店頭を賑わせます。

【 品種登録について 】
佐藤孝雄氏の作出で、登録者は、福島大手の種苗会社株式会社福島天香園です。

農水DB登録内容 抜粋転載

農林水産植物の種類 Prunus persica (L.) Batsch (和名:モモ種)
登録品種の名称 夢富士 (よみ:ユメフジ )
登録年月日 1990/04/03
育成者権の存続期間 18年
育成者権の消滅日 2008/04/04 ※期間満了
品種登録者の名称及び住所 株式会社福島天香園 (960-2156 福島県福島市荒井字上町裏2番地)
登録品種の育成をした者の氏名 佐藤孝雄
この品種は、「中津白桃」の実生であり、果実がやや大きく外観が扁円で、単芽の着生が多く、育成地(福島県伊達郡伊達町)において7月中下旬に成熟する早生種である。樹姿は中間、樹勢はやや強、枝梢の太さは中、節間長は短、芽序は単複である。葉身の形は極長、葉の大きさは大、葉身の色は緑である。花形は普通咲、花の大きさはやや大、花弁の色は桃、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は黄緑である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、果頂部の凹はやや浅(花落ち部分に微突がある)、梗あの深さは中、広さは中、赤道部の縫合線は浅、果頂部の縫合線は浅である。果実の大きさはやや大、果皮の地色は乳白、着色は中、着色の濃さは中、着色の形は全面である。果肉の色は白、果肉内の着色は無、核周囲の着色は無である。果肉の粗密は密、果肉繊維の多少は少、果皮の剥離性は中、肉質は溶質である。果汁の多少は中、甘味は多、酸味は微である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は楕円、大きさは大、色は褐、核面の粗滑は滑、刻の点条の比率は1:1である。成熟期(満開から成熟までの日数)は91~100日で育成地において7月中下旬である。結果量は中、生理落果及び核割れの多少は少、裂果は無である。「暁星」と比較して、芽序が単複であること、果頂部の凹がやや浅(花落ち部分に微突がある)であること等で、「中津白桃」と比較して、芽序が単複であること、果実の外観が扁円であること等で区別性が認められる。

大きめで扁円形の早生で、縫合線は浅い外観。繊維質は少なく密な果肉で甘味多く酸味が少ないという評価です。落果が少なく、裂果しないという性質は生産者にとってもうれしいですね。

【 佐藤孝雄氏について 】
佐藤孝雄氏は佐藤果樹園のオーナー。
佐藤孝雄氏は、「夢富士」のほか、白桃「暁星(ぎょうせい)」の育成もおこなっています。「あかつき」の枝変わりで、登録者は自身の名で品種登録しています。
佐藤さんと、JICA - 国際協力機構で受け入れた、外国人研修者とのやりとりを、だけだみりこさんが、漫画風に紹介しています。佐藤さんの人柄が感じられる楽しいページなのでご紹介させていただきます。
OJAMA-SHIMASU
https://www.jica.go.jp/publication/monthly/0710/pdf/06.pdf

【 白桃に発生する渋味について 】
たまたま、この品種で初めて渋味果にあたりました。
珍しいことではないようなので、運が良かったのでしょう。
渋味の原因はポリフェノール。カラダに良いとされていますが、桃の場合は歓迎したくないですね。
原因については、品種依存および「樹にかかるストレス」「樹勢低下」が原因でポリフェノール含量が増加するとされています。乾燥や多雨、整枝のためのロープ傷など、さまざまな要因があるようです。

渋味果発生についての論文がありましたので、ご紹介しておきます。側枝を環状はく皮により樹勢が低下した場合に起こるケース。特に高分子フェノールの含有量と相関があるとのこと。興味のある方は是非。
岡山大学農学部学術報告 久保田尚浩/岩瀬広繁 1993
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010522375.pdf

環状はく皮は、花芽の誘導や、果実品質が良くなるので、ブドウやカンキツなどでおこなわれている園芸技術。

そういえば見たことありますね。

202208改

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くだものモモ桃夢富士もも

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