晩生の赤梨。

この梨は、「長十郎」の苗木の中から見つけた変異種だそうです。

長十郎が発見されたのは、明治26年。100年以上前のことです。
交配親はわかっていません。
発見者の当麻辰次郎氏の屋号が「長十郎」だったので、この名がついています。

当麻氏の住まいが現在の神奈川県川崎市日の出町であることから、ひょっとすると、「日の出」の名前は地名なのかもしれません。
くわしい情報があまりなく、栽培している農家が減り続けているようですが、実際に食べてみると、晩生梨の中では、かなり美味しいことから、残っていくと嬉しい限りです。

栃木、長野で生き残っているのが確認できます。

写真の梨は、「ファーマーズあじ～な」さん

長野県上伊那郡南箕輪村　で入手したもの。
上伊那中川村で収穫されたものです。

シャリシャリした、食感のよい、甘い梨です。

薄く切ったほうが楽しめるかと思います。