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あいかの香り
霜降り状に密の入りやすい品種です。
出願時は園主「藤牧秀夫」氏の農園名から「信州藤牧」でしたが、娘さんの名前をつけていますが、登録時、長女の名前「愛佳」から「あいかの香り」と改めたそうです。
娘さんも、誇らしいでしょうね。良い記念です。
【 品種登録情報 】
農水省に品種登録されています。抜粋し転載。
作物区分 果樹
農林水産植物の種類 Malus Mill. (和名:リンゴ属)
登録品種の名称 あいかの香り (よみ:アイカノカオリ )
登録年月日 2001/07/27
育成者権の存続期間 25年
品種登録者の名称及び住所
藤牧秀夫 (381-0011 長野県長野市大字村山147番地)
この品種は、「ふじ」の自然交雑実生から育成されたものであり、果実の外観が長円、果皮を被う色が赤、大きさが大の育成地(長野県長野市)では10月中下旬に成熟するやや晩生種である。・・・「ふじ」と比較して、果実の王冠が有ること、スカーフスキンが無いこと等で、「やたか」と比較して、さび状果点が有ること、果心の形が平円であること等で、「ハックナイン」と比較して、葉が小さいこと、果実の蜜が多いこと等で区別性が認められる。
【 藤牧氏のWEB情報 】
育成者の藤牧氏が運営するHPに、このリンゴについて説明がありましたので転載。
http://www.avis.ne.jp/~h_fuji/profi.htm
「あいかの香り」は、昭和47年に当農園で自然交雑した「ふじ」の種約200個を播き、良いものを選抜しその中の1本から平成4年に初めて結実しました。その後調査を続け有望品種という事で、平成10年1月に農水省へ種苗登録の出願、平成13年7月に「あいかの香り」として登録されました。
動画もご覧いただけます。藤牧氏ご本人が出演しています。
Youtube 長野市農業公社 ながのいのち
https://www.youtube.com/watch?v=zjm0kSbB_DY
「ベロメーター」。大切ですよね。
栽培の難しさ、名づけの件についても伝えています。
藤牧さんの人柄も伝わって、よい動画ですので、是非見てみてください。
【 じっさいに食べてみた 】
けっこう大玉のリンゴで、11月上旬、長野県産を入手。とても値ごろでした。
ロウは少なく、縦縞のあるリンゴ。
密は、種まわりではなく、散らばるように入っています。藤牧さんの説明どおりです。
食感は、堅すぎず、サクサクした良好な食感。
実のしまりが良いのですが、果肉自体はサクサクして、すごいなと思いました。
甘さが先に感じられ、のちに、酸味と香りが押し寄せてくる。
そして多汁。ジュースにも良さそうです。
おもしろいと思いました。食感もよい。
いろいろ考えて、これは「The りんご」だと思いました。
まことにリンゴらしい喜びに満ちています。
総合力なら、「ふじ」に負けない というか
上回る良さを持っています。
かなり好きな味の赤りんごでした。
また食べたい!!!
202011
202301改