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秋陽 しゅうよう TX
カテゴリ:くだもの
濃厚な酸味のきいた味でパリッと食感もよいです。
さわやかな秋の日差しをイメージして名付けたのでしょうね。
ファイル名:syuuyou20230202tx.jpg
【 品種登録情報 】
農水省に品種登録されています。抜粋し転載。
作物区分 果樹
農林水産植物の種類 Malus Mill. (和名:リンゴ属)
登録品種の名称 秋陽 (よみ:シュウヨウ )
登録年月日 2008/03/13
育成者権の存続期間 30年
品種登録者の名称及び住所
山形県 (990-8570 山形県山形市松波二丁目8番1号)
この品種は、「陽光」に「千秋」を交配して育成されたものであり、果形が円、大きさが大、果皮を被う色が赤の育成地(山形県寒河江市)では10月上旬に成熟する中生種である。・・・果肉の色は黄白、褐変化は弱、硬さは硬、肉質はやや密、蜜の多少は少、甘味は高、酸味は中、渋味は極弱、香気は中、果汁の多少は多、・・・「千秋」と比較して、肉こうが無いこと、種子が大きいこと等で、「陽光」と比較して、果形が円であること、果梗が短いこと等で区別性が認められる。
【 山形県が育成したリンゴ品種 】
農水省に登録のある、「山形県」の育成リンゴ。(内は出願年)
秋陽(2005) ファーストレディ(2007)
秋陽は山形県初の育成リンゴ品種。
山形県はリンゴ栽培も盛んですが、育成は、これからのようです。
山形県では、大手果樹苗木販売の株式会社天香園が、現在19品種登録しています。
JAの会報に、JA担当者と、りんご部会前部会長石沢さんのコメントがあります。ご参考にどうぞ。
広報やまがた2013.10 4頁目
https://www.jayamagata.or.jp/publicity/images/publicityPDF/JAyamagata1310.pdf
【 じっさいに食べてみた 】
山形産で市場流通の個体。36玉くらいの大きさでした。
色がうすい赤色で、可愛げのある色です。色づきにはムラがありました。おしりの部分は青白いです。外皮に少々のサビ。本来はもう少し赤くなるようですね。
香りはあまり感じられません。
食感が堅いとの評ですが、普通程度に感じられました。
パリッと音がする感じで、噛むとザクザクとして、とても気持ち良いです。
甘さよりも酸味の良さに特徴を感じます。
とても心地のよい酸味で、甘味は感じられるのですが、酸っぱさを意識させるようなリンゴ。
濃厚さを感じる味です。ジュースもとても美味しい。
皮は薄く、皮ごと食べたい品種です。
褐変もしにくい印象でした。
中生種ですので、早生ふじが出回る時期ですが、「秋陽」のほうが特徴があって楽しいと思います。