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きらぴ香 キラピカ イチゴ TX|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

きらぴ香 キラピカ イチゴ TX

カテゴリ:くだもの

1999年誕生の「紅ほっぺ」 の 後継品種。
やはり、優れた点が感じられます。

ファイル名:kirapika202302tx.jpg

※ダウンロードをもって利用規約に同意したものとみなします。

きらぴ香  きらぴか


育成した報告資料を読むと、静岡県立大がキャッチコピーを決定したものを、名称公募し「きらぴ香」と名付けたとあります。
外観がきらびやか、甘くフルーティな香りをもつ様子を表しているとあります。
縦長の円錐形になりやすい、良質イチゴ。

【 品種登録情報 】


農水省に品種登録されています。抜粋転載。


作物区分 野菜
農林水産植物の種類 Fragaria L. (和名:イチゴ属)
登録品種の名称 きらぴ香 (よみ:キラピカ )
登録年月日 2017/02/06
育成者権の存続期間 25年
品種登録者の名称及び住所 静岡県 (420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号)
・・・、果実の大きさはかなり大、果実の縦横比はかなり縦長、果実の形は円錐形、果皮の色は赤、果実の光沢の強弱は強、・・・果実の硬さは硬、果肉の色は淡赤、果心の色は淡赤、果実の空洞は無又は小、季性は一季成りである。  出願品種「きらぴ香」は、対照品種「満春」と比較して、果柄の長さがやや短であること、花の直径が大であること、第1番果と第2番果の果形の差がやや大であること等で区別性が認められる。対照品種「とちおとめ」と比較して、花の直径が大であること、果実の大きさがかなり大であること等で区別性が認められる。


申請時点で、「きらぴ香」の名にしています。
自信のほどが伺えます。



【 商標登録情報 】


「きらぴ香」に関連した商標登録は複数あります。関連するものを転載。

登録番号:第5717027号
先願権発生日:平成26(2014)年 6月 30日
商標(検索用):か/きらぴ香
称呼(参考情報):キラピカ,キラピコー
権利者 氏名又は名称 :静岡県経済農業協同組合連合会
冷凍果実、果実、野菜、パンやピザ菓子類、清涼飲料等が役務範囲です。
H30年になって、酒類みりん等の登録を、あらためて登録しています


【 その他情報 】


育成過程の論文があります。

イチゴ新品種‘きらび香(仮称),の育成経過と主特性
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010902388.pdf


優良品種である、「紅ほっぺ」の市場課題を改良することを目的に育成したとあります。
極早生の品種であると捉えています。

「紅ほっぺ」の近親系統同士の交配を重ね、なんと、28万株!!から選抜し、2009年優良なものを静岡13号と交配したとあります。
それだけでは終わらず、交配したものを選抜、食味や光沢、大果性の系統を選び、選抜されています。

果肉色 果心も淡赤色で,紅ほっぺ'よりやや薄いとされます。
また、酸度は, ‘紅ほっぺ'よりも低く, ‘章姫'より高い このため,糖酸比は‘紅ほっぺ'よりも高い. とあります。
総合的には、「紅ほっぺ」が遅い収穫時期であることなど、欠点を補完しうる品種となっています。


興味深いのは8頁、古い品種を交配親に用いると、古い品種の形質が出やすく、新しい品種の組み合わせでは、優良品種になる可能性が高いとしています。
この品種の場合、「静岡13号」の育種蓄積が実用性に貢献したようです。


紅ほっぺとの混植はよろしくないようです。栽培される方はご注意を。
静岡県経済産業部 イチきらぴ香の栽培管理方法

https://www.agri-exp.pref.shizuoka.jp/cmsdesigner/dlfile.php?entryname=newtech&entryid=00003&fileid=00000001&/607.pdf



【 静岡県育成のイチゴ品種 】


農水省に品種登録のあるものを列記します。(内は出願年度)

しずのか(1980)  しずたから(1980)  しゆうこう(1982)  しずちから(1987)  スルガレッド(1989)  けいきわせ(1999)  紅ほっぺ(1999)  きらぴ香(2014)

いまでも現役品種「章姫」も、静岡生まれで、静岡市久能地区 萩原章弘さんの個人育種。
フジ系列の静岡テレビが制作した、荻原さん親子のドキュメンタリーがあります。育種元としての苦労と誇りの物語。
内容を記事にしたもののみ リンク先 ご紹介

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/16th/07-210.html
ニコ動でアーカイブが残っていました(202302)。
ニコ動でアーカイブが残っています。苦悩が伝わってきます。
理由は、「父の残したイチゴ」で検索ください。複数話構成です。



【 じっさいに食べてみた 】


市場流通のパックもの。大ぶりな果実。
1粒換算で100円ほどですので、けっこう贅沢な買い物です。

果肉の堅さは、近年の傾向どおり、流通にも耐えられる、しっかり感のある、適度な堅さを持っています。
軸(葉付近)の果肉は、サクッとした感じで、甘さはないものの、しっかりした食感。


食べた第一印象は、甘さがとても強く感じられました。
一般的なイチゴよりも、とても強いものです。
その後、しっかりした骨のある酸味。
食後には、とても透き通った良い香り。


強い甘さ のち 強めの酸味。そのあと、香りがやってくる。
全体に堅めですが、さほど気になるほどの特徴ではありません。
甘 酸 が、調和して、すうっと、消えたあと、香りがうっすら残る感じ。
とても、品のある味わいのイチゴです。


断面も美しく、製菓の装飾にも申し分ないです。


「とちおとめ」で驚き、「とちあいか」で期待以上の品質の印象の、新品種イチゴラッシュ。
県別対抗戦の様相になっています。

今後、どこまで極めるのか、楽しみではあります。

関連ワード

くだものイチゴきらぴ香キラピカ静岡県紅ほっぺ苺

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