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ケロッコ けろっこ
住友化学株式会社のグループ会社で、農業資材等を扱う、住化農業資材株式会社の育種品種です。
カタログには、「ケールとブロッコリーが結婚?「ケロッコ」はその両方の良さを兼ね備えた美味しく食べやすく栄養価の高い新野菜です。つぼみも茎も葉も全部、余すとこなく収穫・食べることができます。簡単レシピも充実しています!」とあります。
くわしい育成経過は書かれていませんが、ケールとブロッコリーが、「母」と「父」なのでしょう。
農水省への品種登録はされていないようです。
「ケロッコ」と、カエルのキャラクターが商標登録されています。
2018年ごろから市場投入されているようです。
似たものに、「アレッタ」(株式会社ナコス育成)があります。こちらは品種登録済み。
よく似ていて、両者の見分けはつかないです(笑)。
【 栄養成分 】
ケロッコ資料に、栄養成分比較がありました。
ケールブロッコリー という名前で紹介しています。
成分(100g当たり) HPより作図
㈶日本食品分析センターによる分析
【 商標登録情報 】
登録番号:第6066489号
先願権発生日:平成29(2017)年 11月 16日
商標(検索用):ケロッコ
権利者 氏名又は名称:住化農業資材株式会社
住所又は居所:大阪府大阪市
商品及び役務区分は、野菜、果実、穀類、種子などとなっています。
かわいいカエルのキャラクター画像も登録されています。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0201
【 じっさいに食べてみた 】
葉だけでなく、茎も蕾も食べられて、ケールのようなクセがないとのこと。
塩ゆでして、どんな感じか確かめてみました。
葉は1分程度で茹で上がります。
アスパラか鉛筆くらいの太さの茎であれば、3分程度で茹で上がりました。
苦味や変なクセがない味です。それでいて濃厚で、旨味と甘味を感じられます。
繊維質な部分もあって、ゴワゴワ感は無いですが、しっかりした歯ごたえを感じられて意外でした。
ちなみに、生で葉を食べてみると、青臭さはありますが、苦味などはなく、ほんのりと甘いです。
レンジが壊れていたので(笑)試していませんが、青臭さが無くなるのであれば、レンジ加熱もありです。
単に塩ゆででしたが、おひたしや和え物だけでなく、フライパンで蒸して温野菜サラダも良さそうです。オリーブオイルやニンニク、豚肉、きのこ類と相性が良さそうです。
茎あたりに筋っぽさがある場合があります。炒め物にする場合は、茎は小ぶりに切っておくと良いと思います。
全体に、カーボロネロに良く似た食感と味わい。
なかなか美味しい野菜でした。