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シグナルメロン
ナント種苗が育成する、メロン。
一見すると、黄色い皮なので白肉メロンかと思いきや、切ってみると果肉はオレンジ。
ちょっとした意外性があります。
ただ、果肉は一般的な赤肉メロンとは違って、白肉メロンのものです。
とくに品種登録はしていないようです。
商標登録も確認はできませんでした。
ネットはありません。全体に、つるりとした外観。
一般的なマクワ瓜が、大きくなったような印象の個体。
【 食べてみた感想 】
いただいたシグナルメロン。
全体に角がある、まだ未熟な印象の個体でしたが、コメントします。
ナント種苗によると、1.5kgほどの大きさになり、糖度も17~18度前後まで上がるようです。
この個体の糖度を計ってみると、10.5度。まだまだでした。
メロンという果物は、管理する農家さん次第で出来が違うものですが、農家さん側にも、ある程度の見極める眼力が必要だと思いました。
果実としては、きちんと成熟しているのですが、収穫時期の判断を間違えているのかもしれません。
あるいは、耕起後の土壌踏みつけで根張りが良くないのかもしれません。
このメロンの良いところは、サクッとした感じと、雑味の無さだと思いました。
とくに、変な味の混じっていないところは、好感が持てます。
あとは、シャリ感の残る、角のある食感。一般的なメロンとは方向を異にしています。
意外に縦長な形状。外皮はうすい黄色ですが、切ってみると、中の果肉は、オレンジ色になっています。
ナント種苗では、とくに交配等の情報を公開していないようですので、詳しい事は不明です。
香りもとくに無いですし、食感は、あくまで角のある、堅めのサク感があります。
うまく成熟したタイミングだと、中央部がトロ感のある糖度の乗った個体になっているのかもしれません。
印象としては、一般的な白肉メロンの出来に近いような印象が残ります。
あらまあ、ビックリ!
というような、驚く程の果肉に仕上がったときは、印象が違うでしょう。
いわゆる雑味の少ないメロンという印象です。
そういう意味では、アールスのような複雑な味わいや、特有の香りといった部分は期待しないほうが良さそうです。