素材ダウンロード
タロッコオレンジ 202603TX
カテゴリ:くだもの
とてもおいしいジュースで、濃厚。種もありません。
果肉の色は、いずれ慣れます。
皮むき困難なところ以外は、とてもGOODな柑橘。
ファイル名:202603tx_002.jpg
タロッコオレンジ
Tarocco Orange
イタリア シチリア原産の柑橘。
果肉が赤いオレンジ柑橘を総称して「ブラッドオレンジ(blood orange)」 と呼んでいます。
つまり、「血のオレンジ」。
産地であるシチリア半島の歴史は、戦闘の続いた、まさに血みどろの歴史です。
戦争、侵略、内乱、虐殺・・・。
この柑橘の赤い血色の起源を考えると感慨深いですが、あくまで柑橘の色で、偶然のものと考えましょう。
ブラッドオレンジは、複数種あります。
国内では、この「タロッコ」と、「モロ(Moro)」が主です。
タロッコは、比較的大きく、香りと食味の良さから人気の高いオレンジです。
ほか、「サンギネロ」も大型のブラッドオレンジ。
「マルチーズブラッド(maltese blood)」という名前のブラッドオレンジもあります。

何も「犬の血」に例えなくても良いんじゃないかと思うのですが。
何かのブラックジョーク程度に理解しておきます。
【 タロッコオレンジの栽培状況と市場 】
昭和40年代、温州みかんの価格が暴落しました。
産地では、代わりとなる品種探しが各地で行われ、その頃ブラッドオレンジも導入されたようです。
ただ、かなり温暖な気候を好むため、冬季の寒害が発生し、好適地の一部で栽培されてきたようです。
その後、温暖化にともない平成15年頃から栽培に取り組む農家が増えてきたようです。
ただ、国内のブラッドオレンジ栽培面積は、絶対的には多くはありません。
青がタロッコオレンジ、赤がモロ種です。
農水省特産果樹生産動態よりグラフ化。
モロ種の栽培面積は増えているようです。
栽培が増えているとはいえ、不知火の令和2年栽培面積が2,552haですから、ブラッドオレンジは不知火の栽培面積の2%ほどしかありません。
やはり、かなり少数派といえます。
なお、イタリア産のタロッコオレンジは現在輸入もされています。
モロ種とサングイネッロ種。
2007年と、比較的遅く解禁されたようです。
ちなみに、輸入品も比較的高価で取引されています。
参考 農業温暖化ネット (愛媛県)温暖化に対応した全国初のブラッドオレンジ(タロッコ、モロ)産地の確立
https://www.ondanka-net.jp/index.php?category=measure&view=detail&article_id=1333
【 じっさいに食べてみた 】
ブラッドオレンジは、見た目で敬遠されがちですが、その甘味と酸味の良さを知ると、見方が変わるものです。
タロッコは、断面の赤い色はまだらで、それほど真っ赤というわけではないです。
オレンジと赤が混じったような色合い。
個体差はありますが、一部だけ赤い場合もあって、真っ赤っかという感じではないです。
ひと安心。
皮色の赤味の濃いものほど、果肉も赤い印象です。
赤い色はアントシアニンだそうで、野菜には多いですが、柑橘では珍しい色素だそうです。
大きさは、小さいものもありますが、大きめで野球のボールくらいでしょうか。
重量感のあるものを選びたいです。
皮をむいて食べるというには、皮むきはしにくいです。
惜しいポイントです。
面倒な方は、まるっと包丁で皮むきしてしまえば、ガブリとかぶりつけます。
オレンジの剥き方は、数パタンありますが、一度覚えれば、意外に簡単なので、よく切れるフルーツナイフを常備しておきたいところ。
・上下を落として、皮つきのまま櫛切り
・丸く皮をむいて、アルベドをナイフで落とし8等分
・半切りのまま、スプーンですくって食べる
甘味が強く、適度に酸味と香りがあって、濃厚。
種は見たことがないです。
全くの無核かと思います。
その点でも、なかなか食べやすい部類で美味しい柑橘。
国内産は4月前後に出回ります。






