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四角豆 うりずん豆 2 TX
カテゴリ:やさい
食べてみると思いのほかクセがなくておいしいものです。
15cm前後の大きなものは2分半ゆでをおすすめ。
ファイル名:2-winged-bean20220914tx.jpg
四角豆 シカクマメ うりずん豆 シカクマーミ 琉球四角豆
Winged bean
科:マメ科 Fabaceae
属:シカクマメ属 Psophocarpus
種:シカクマメ P. tetragonolobus
マメ科トウサイ属としている記述もあります。
断面が四角形をしているので、四角豆。
ヒダヒダがあって、存在感も抜群です。
ヒダヒダが羽に見えるので、英語では羽根つき豆=winged bean です。
「うりずん」は、沖縄では春分のころから梅雨入りまでの、過ごしやすい気候の期間を指します。
小学校で唄われている「月桃(げっとう)の歌」に出てきます。緑が萌え萌えの心地よい季節。
さわやかな新緑色の四角豆のイメージが「うりずん」なんですね。
シカクマーミや琉球四角豆について、商標は現在登録されていません。
【 シカクマメ という植物 】
多年草ですが、気温の低い日本では一年草扱い。熱帯アジア原産のお豆です。
赤道に近い、インドネシアやインドのほか、日本では小笠原、沖縄で商業栽培されます。
好適な平均気温は20度以上。発芽温度が25~30度くらいなので、中間地でも適期に播種すれば、露地で育てられます。
お盆以降、あちこちの直売所でけっこう見かけるようになっています。
植物は、南方ルーツの種ほど、短日植物が多い傾向があります。日照時間が短くなると花をつけますので、栽培適期を守りましょう。
うす青+紫のきれいな花をさかせるだけでなく、根にできる根塊(いも)も食べられるそうです。
地上部が枯れたあと収穫します。落花生に似た味という評が多いです。
育ててみたのですが、台風でぐちゃぐちゃになって、根塊については、とうとう確認しないまま終わりました。
成熟した豆は、まるまるとして、大豆に似た感じ。
さやごと食べる場合は、あまり大きくならない、10センチちょっと位の大きさまでにしましょう。
【 食べてみた感想 】
ここでは、若鞘を収穫した青果物として紹介しています。
わずかに苦味のある、食感の良い、さや豆。
見た目個性的ですが、クセはあまりなく、さっぱりしています。
鮮度落ちすると、全体に色がうすくなり、ひだひだが変色したりします。
南国野菜なので、低温を嫌います。冷蔵せず新聞に包んで保存。早めにいただきましょう。
ヘタを取って、塩ゆで時間2~3分くらい。
食感が残るように茹でたいです。短めに茹でると、そのまま冷凍保存もできます。
天ぷら、炒め物のほか、茹でたら、サラダや和え物、サンドイッチ、シチューや焼きそばやグリルなど、なんでも使えそうな便利野菜です。
【 種の入手について 】
種について
「四角豆」「シカクマメ」「うりずん」「琉球四角豆」の名で、容易に入手できます。
ナント種苗では「わこさま」の名で出ています。
藤田種子からは「アスパラガスいんげん」の名で出ています。
そういわれてみると、アスパラっぽい感じもします。
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