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ニシユタカ じゃがいも|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

ニシユタカ じゃがいも

カテゴリ:やさい

「新じゃがいも」として出てきます。
デジマの後継で暖地むき品種。

ファイル名:20210225_001.jpg

※ダウンロードをもって利用規約に同意したものとみなします。

ニシユタカ にしゆたか



【 来歴 】


JRT(日本いも類研究会)で紹介している文を抜粋・転載。

じゃがいも品種詳説 ニシユタカ
https://www.jrt.gr.jp/var/n23.html
以下

昭和45年(1970)秋、長崎県総合農林センター愛野馬鈴薯センター(品種登録時には長崎県総合農林試験場愛野馬鈴薯支場に改称)において、外観・食味が良好で暖地の主要品種である「デジマ」を母、大粒で春秋とも多収性の「長系65号」を父として人工交配し、翌年春作に交配種子を播種したものの中から育成されたものです。・・・昭和53年(1978)に「ばれいしょ農林23号」として登録、西南暖地に適し豊産性であることから「ニシユタカ」と命名され、長崎県で奨励品種に採用されました。

いもの肥大が早く収量が多いことから、昭和60年以降、特に春作マルチ栽培で急速に栽培が増加し、暖地で最も多く栽培されている品種となりました。全国で春作に4,550ha、秋作には1,215ha(平成15年)作付されており、北海道でも網走、空知、石狩地方などで移出用の採種栽培などに183ha(平成18年)作付されています。「新ジャガ」として出回っている大部分はこの品種です。
以上



昭和の終わりごろから広まって普及し、転換がすすんでいます。その様子がよくわかる資料をご紹介。
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
北海道農業研究センター 畑作物開発利用研究領域 バレイショ育種グループ グループ長 田宮 誠司氏
「ばれいしょの需要変化と品種の動向」(2016年)
https://www.alic.go.jp/content/000129569.pdf
4ページ 5年刻みの品種ごと作付面積推移表。



暖地向け品種の「ウンゼン」「タチバナ」に代わって登場した「デジマ」。

「デジマ」や他品種からの転換品種として「ニシユタカ」が選ばれています。
「男爵薯」や「メークイン」も年々減っていますが、多様性のある、じゃがいも市場になる事は歓迎したいです。



【 じゃがいも 品種別栽培面積 】


令和元年 じゃがいもの品種別栽培面積です。

用途別に色分けしてみました。
農水省 単位ha



「ニシユタカ」は5番目に多く栽培されています。


「ニシユタカ」は、「デジマ」の後継品種にあたりますが、

「やっぱりデジマのほうが美味しい」というファンも多かったりします。


長崎では、デジマをもとに交配した「アイユタカ」が2003年に出ていますが、秋作中心のようです。

2010年に出た、「さんじゅう丸(西海30号)」などに少しづつ切り替わっていくのかもしれません。



【 特徴 】


やや粘質で煮崩れしにくい肉質です。


黄~クリーム色の果肉で、デジマよりも黄色みが強い断面。

芽が浅くて外観が良い点は市場ウケするポイントです。


ただ、皮がボロボロ剥けような外観(肌荒れ)た個体も見かけます。

穫り遅れた場合に発生しやすいようです。


断面の変色は少ないです。

煮込み料理に向く品種。
崩れにくいので、きんぴらにも使われます。
ガレットにも良さそうです。


煮物やカレーに使うと、しっとりして崩れないところが美点です。

マッシュポテトにしても、なめらかで良い印象。
ただ火の通りが遅いのか、調理時間が少し長い印象です。
逆に、おでんなど、じっくりと火を通す調理に向いているとも言えます。

関連ワード

やさい土物じゃがいもニシユタカ新じゃが

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