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うすいえんどう|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

うすいえんどう

カテゴリ:やさい

実えんどうです。あまくて春先のあじわい。

ファイル名:202104165.jpg

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エンドウマメ  えんどうまめ  豌豆  のらまめ

pea

科:マメ科 Fabaceae

亜科:マメ亜科 Faboideae

属:エンドウ属 Pisum

種:エンドウ P. sativum

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原産地は不明で諸説あります。シリア、イラン周辺(メソポタミア文明のあった場所)なのではとされています。古代エジプトツタンカーメンの副葬品から発見されたとされます。いずれにせよ、相当古くからあるお豆。

7世紀から9世紀にかけ行われた遣唐使が、日本に持ち込んだとされますが時期は はっきりしません。江戸期になって、栽培が始まり、明治になってさかんに作られ、欧州へ輸出もされていたそうです。

「赤えんどう」「青えんどう」「白えんどう」があります。日本では、乾燥した青えんどう(うぐいす餡や煮豆に)、赤えんどう(蜜豆や大福に)が用いられます。

エジプトで発掘されたとされる紫エンドウもあります。ロマンある話としては面白いですが、根拠が無いと言ってよいでしょう。

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完熟乾燥豆としての利用のほか、未熟な状態を食べます。ここでは、その青果用の話が中心。

未熟な莢(さや)のうちに食べるのが、「サヤエンドウ」。

完熟しない柔らかいうちに豆だけを食べる、「グリーンピース」や「碓井(うすい)豆」が、「実エンドウ」。

つまり、もともとは同じ種類で、収穫の早い遅いで呼び名が変化しています。

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赤花種と白花種があります。白花のほうが多収ではとの意見もありますが、大きな違いはないように思います。元々は赤い花だったようです。実エンドウやスナップえんどうは白花ですので、栽培上区別をするには赤花種を利用するという手もあるようです。

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メンデルが「エンドウマメ」を使って、「優劣の法則」を発見したのも、エンドウが人工授粉に向いていたからです。マメの仲間の花は5枚の花びらがあります。大きなものが「旗弁」その下に「翼弁」、中に「竜骨弁」があって、竜骨弁が常に閉じているので、めしべ・おしべに、昆虫が入り込めない構造になっています。自家受粉植物です。

京都市立紫野高等学校生物教諭 矢嶋正博氏 youtube 「花の解剖 カラスノエンドウの花の解剖 高校生物実験」動画で解説しています。すごい先生ですね。子房の拡大写真もあります。

https://www.youtube.com/watch?v=4FLYfTzNRcs

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人工的に品種改良しやすかったエンドウマメは、色々出回っていて、同じエンドウマメなの?と思うような、進化をし続けています。

キヌサヤよりも、ひとまわり大きい「オランダえんどう」は、カナダから導入されたとされています。仏国大莢、オランダ、ニムラ大莢オランダなど。交配に、大莢えんどうがあります。

砂糖えんどうは、エンドウマメのうち、若い莢(さや)ごと食べるえんどう豆の 一種。甘くて、食感もとても良いですね。

スナップえんどう(Snap pea)は、1970年代アメリカからの流入。あっという間に人気になりました。日本で売り出すときに、サカタのタネが、「スナックエンドウ」の名前にしたので、長らく、スナップとスナックが混在することになりました。

長いさやを持った、ロングピースはとても甘い実えんどう。

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伝統野菜関連

碓井豌豆(うすいえんどう)(誉田碓井)は、大阪羽曳野市の碓井地区の地名をとっています。

明治時代にアメリカから導入されたBlack Eyed Marrowfatというむきみ用えんどうの品種を、碓井地区で挿入したのがはじまりとされます。完熟すると、豆の目の部分が黒くなる白花種。平成20年に「なにわの伝統野菜」として認定。

さやは食べない、「実えんどう」で、甘さが強くて、えんどうごはんは、春を知らせるメニュー。卵とじやかき揚げもいいですね。

ちなみに誉田碓井えんどうは、限られた生産者だけが種の保存をしている特別なものです。入手困難。「うすいえんどうを守る会」が種の保存活動を続けています。

現在の大産地和歌山県では、「紀州うすい」という改良種がメインです。「紀州うすい」は地域団体商標を取得しています。日高や紀州中央あたりが大産地。

5月4日のみどりの日が「うすいえんどうの日」とされています。関西圏以外では、あまり知られていないかもしれません。

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莢(さや)は通常食べないうすいえんどうですが、これを食べる強者の投稿も多いです。面倒でなければトライしてみては。

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関連ワード

やさい豆類うすいえんどううすい豆碓井えんどうなにわの伝統野菜えんどうごはん豌豆ツタンカーメン

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