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デストロイヤー グラウンドペチカ じゃがいも|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

デストロイヤー グラウンドペチカ じゃがいも

カテゴリ:やさい

見た目強烈なインパクトで人気の出てきた じゃがいもです

ファイル名:20210522.jpg

※ダウンロードをもって利用規約に同意したものとみなします。

グラウンド ペチカ 名で、品種登録されています
通称:デストロイヤー 
当初は「ですとろいや」で登録しようと思っていたそうです。
往年の、有名人気レスラーを思わせる外観。


【 品種登録情報 】

農水省に品種登録されています。抜粋し転載。

農水品種登録DB 以下 一部抜粋

作物区分 食用作物
農林水産植物の種類 Solanum tuberosum L. (和名:バレイショ種)
登録品種の名称 グラウンド ペチカ (よみ:グラウンド ペチカ )
登録番号 7893
登録年月日 2000/03/30
育成者権の存続期間 20年
育成者権の消滅日 2006/03/31
品種登録者の名称及び住所 俵正彦 (859-1205 長崎県南高来郡瑞穂町西郷丁231番地)
この品種は,「レッド ムーン」の変異株であり,いもの形状は楕円形,皮色の1次色は赤,2次色は紫,肉色は黄の調理用品種である。叢性はやや直立型,個重型・個数型の別は中間型,茎の長さ及び太さは中,色は赤紫,分枝数は少,葉色は濃緑,小葉着生の粗密は密,葉の毛茸は中,花の数は多,花色は赤紫系,ふく枝の長さは短,いも着生の深浅は浅,長短はやや長,扁平度は弱,形は楕円形,皮色の1次色は赤,2次色は紫,目の深浅は浅,肉色は黄,休眠期間,枯ちょう期及び早期肥大性は中,耐湿性は強,上いも重は多,上いも数は中,貯蔵性は良,肉質はやや粉である。「レッド ムーン」と比較して,叢生がやや直立型であること,個重型・個数型の別が中間型であること,皮色の2次色が紫であること,上いも重が多であること等で,「ニシユタカ」と比較して,皮色の1次色が赤,皮色2次色が紫であること,肉質がやや粘であること等で区別性が認められる。

「レッド ムーン」は、パン アメリカン シード(株)(アメリカ合衆国)から導入の種子(名称不詳)から選抜、サカタのタネが育成登録した品種。育成者権は2006/02/22で 期間満了となっています。
名前のとおり、赤い皮のじゃがいもですが、俵正彦がその変異株を選抜育成したものです。
「レッド ムーン」は、収穫後に甘みが増し、サツマイモのような甘さになります。粘質の果肉。


変異種である、「グラウンド ペチカ」は、やや粉質で、加熱するとホクホクする肉質。香りも良く美味しいじゃが芋で、性質も違ったものになっています。

難点としては、皮の色が少し果肉にも残りがちになります。
ポテサラ、マッシュポテトには皮を厚く剥く必要があります。
煮物系や揚げ物、焼きものに適していそうです。
皮つきのまま調理すると、この品種らしさが活かせそうです。


【 育種家 俵正彦(たわらまさひこ)氏について 】


たくさんの品種を個人で開発した、長崎県雲仙市の俵正彦氏。
じゃがいもは、シストセンチュウや、病気などが発生すると大きなるので、土壌消毒が当たり前でした。より安全なじゃがいもを生産したくて、土壌消毒をしないですむ方法を考えた末に、交配の力ではなく、「突然変異」による改良ができないか、取り組んだとのことです。

俵種苗農場の、俵正彦氏は、すでに亡くなられています。享年63歳。
小学校4年からすでに農作業で家計を支えていたといいます。
生涯に10品種以上のじゃがいもを開発した個人育種家。「突然変異(俵は変緯と表現している)」を発見することで、品質の改善に取り組んだ人。個人の育種家は、とても少ないです。

新・農業経営者ルポ に、生涯が詳しく記録されています。
波乱万丈な篤農家の生涯、読み応えがあります。地道な努力に頭が下がります。
https://agri-biz.jp/item/content/pdf/4798?forward=%2Fitem%2Fcontent%2Fpdf%2F4798
子息 俵圭亮氏は画家。


【 俵正彦 の育成品種 】


農業経営者 新・農業経営者ルポより転載

(1)タワラムラサキ(1993年に出願、1997年に品種登録)
(2)タワラヨーデル(1996年に出願、2000年に品種登録)
(3)タワラマガタマ(同)
(4)グラウンド ペチカ(同)
(5)サユミムラサキ(同)
(6)タワラアルタイル彦星(長女の俵直子名義で2005年に出願、2008年に品種登録)
(7)タワラ小判(同)
(8)タワラ長右衛門宇内(同)
(9)タワラポラリス北極星(同)
(10)タワラマゼラン(同)
(11)タワラビーナス(2012年に出願、品種登録に至らず)
(12)タワラ ワイス(同)
(13)徳重ヨーデルワイス(同)
(14)クワタルパン(同)
(15)朱美呼ヴェガ織姫(2013年に出願、品種登録に至らず)


【 育ててみる 】

中間地ですが、比較的遅い4月中旬に植えました。
かなり旺盛で、他の品種よりも勢いがあります。

50日くらいで、紫色のきれいな花を咲かせます。
地上に実はできません。
皮がとても薄い印象です。
収穫時に皮を傷つけやすいので気をつけて下さい。


【 じっさいに食べてみる 】


シンプルに茹でて味わうことにします。
煮崩れるようなことは無さそうです。


果肉は黄色みの強い色合いです。

皮をむくと、皮の下だけ色が違うのがお判りになると思います。

ちょっと、くすんだような色になってしまいます。
甘味の強い味わいで、個性的なジャガイモという印象。
インカシリーズのような、栗に近い感じではなく、あくまでジャガイモの味です。



チップスにしてみました。


チップスも美味しいですが、わずかに甘味が感じられるところが賛否分かれそうです。
フレンチフライ用に育成された品種「サッシー」と食べ比べました。
フライにした場合、飽きの来ないことが大切な要素だと思いました。
グラウンドペチカの個性は、フライで裏目に出るのかもしれません。
でも、美味しいですよ。


この品種は、個性を活かすためにも、茹でたり、焼いたりするのが良さそうに思いました。
こんどは、グラタンやガレットを試してみたいです。
しっとりした感じなので、きっと合うでしょう。


202202改
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やさい土物じゃがいもデストロイヤーグラウンドペチカ俵正彦

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