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ジョナゴールド じょなごーるど
アメリカ生まれの、赤りんご。丸めですが、少々堀の深めな顔立ちです。
ニューヨーク州の試験場で、「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」の交配とされます。
じつは、国内生産量も4番目に多く、メジャーな方にあたる品種。
普段から親しまれてきた品種ですね。
青森県と岩手が主産地で、この2県で市場の9割を超えます。
【 育成方法での違い 】
ジョナゴールドには、2つの違った育成方法のものがあります。
① 有袋ジョナゴールド
② 無袋ジョナゴールド
無袋は、「サンジョナ」で売られているかもしれません。
もしくは、とくに記載がないかもしれません。
無袋のほうが、甘味が強くて美味しいですが、出荷期間は年内いっぱい。
有袋のほうが、保存性よく長期出荷されます。
【 その他 】
斎藤昌夫氏が育成し福島天香園が品種登録した、「ニュージョナゴールド」というのもあります。
味わいについて。
本来の味わいは、甘ずっぱさ。とくに酸味に良さがあると言ってよいと思います。
でも。
スカスカ感が印象に残って、頭から離れない人もいるかもしれません。
たしかに、自分も、スカスカのものに当たったことがあります。
主な理由は、水分が減って、柔らかな食感で、なんだかなーという事にあるでしょう。
実に残念な気持ちになりますね。
選ぶときには、とにかく重量感のあるものを選びたいです。
傷とかツル割れとか、見た目が良くないものを敬遠しがちです。
実は、あまり気にしても、ホントウに美味しい個体には当たらないかもしれません。
リンゴ全般に言えることです。
残念な状態になっていたら、あっさり、パイとかジャムにしたほうが後悔しないような気がします。
売られた状態の、サンジョナと、有袋ジョナの見分け方は難しいです。
色づきがよく、見た目きれいすぎると、有袋かもしれないと疑います。
とくに、3~4月ごろに出回るものは、有袋でしょうね。無袋の適期は、短いです。
無袋のもののほうが美味しいと思いますが、いずれにせよ、適期に良い状態のものを食べたいものです。