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シャドークイーン じゃがいも|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

シャドークイーン じゃがいも

カテゴリ:やさい

ものすごく濃い色ですよ

ファイル名:2021072001.jpg

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シャドークイーン


農研機構 森元幸リーダーほかによる、カラフルポテトの好例。

同じカラフルポテトの紫色である、キタムラサキ(平成16年に命名登録)と比べても、シャドークイーンはずいぶん紫色が濃くて、ムラがない色づき。
 「キタムラサキ」より濃い紫肉をしており、アントシアニン色素(主成分ペタニン)の含量は約3倍に相当します。収量は「インカパープル」に比べると多いですが、「キタムラサキ」には劣ります。

【 品種登録情報 】

農水品種登録DBより 抜粋引用

作物区分 食用作物
農林水産植物の種類 Solanum tuberosum L. (和名:バレイショ種)
登録品種の名称 シャドークイーン (よみ:シャドークイーン )
登録年月日 2009/02/26
育成者権の存続期間 25年
品種登録者の名称及び住所
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (305-8517 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1)
---早期肥大性は中、上いも重はやや小、上いも数は少、上いも平均1個重は中、肉質は中、Yモザイク病抵抗性は弱、疫病圃場抵抗性はやや弱、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型はhである。 出願品種「シャドークイーン」は、対照品種「インカパープル」と比較して、花色(1次色)が白であること、肉色(2次色)が無であること等で区別性が認められる。対照品種「キタムラサキ」と比較して、いもの形が長楕円形であること、肉色(2次色)が無であること、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性推定遺伝子型がhであること等で区別性が認められる。


北海道農業研究センターの育成。
育成時は「ばれいしょ農林57号」。
キタムラサキの改良種で、解放受粉種子を選抜とあります。

JRT(じゃがいも品種詳説)による系統図 転載



断面色も鮮やかで、「キタムラサキ」に比べ食味が良く、ゆでても、色落ちが少ないです。
紫色の色素はアントシアニン。
加熱後の褐変も少なくて、優れた特性をもっています。
ゆでると、崩れないわけではないですが、粉質ではないので、しっとり系といえます。
栽培上は、シスト線虫抵抗性がないため、注意が必要です。

日本のカラフルポテトは、世界でも進化しているそうで、輸出戦略品としても期待されるところです。

2021年、新品種「シャイニールビー」と「ノーブルシャドー」が発表されています。
「ノーブルシャドー」は改良種で、「シャドークイーン」にはない、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性があることから、今後産地では注目されるかもしれません。

とても保守的な、日本のじゃがいも市場。紫色って、気持ち悪い!という反応が多いようですが、ミレニアル世代あたりから、少しづつ消費が変わっていくといいですね。



【 用途 調理 】
しっとり系かつ、色を活かした調理をこころがけたいです。
ポテトチップス、他のジャガイモとで2色サラダ、スープ、加糖すればスイーツにも転用できます。
カラフルポテトへのこだわりが感じられます。

開発主任で、現 カルビーポテト株式会社馬鈴薯研究所 所長; 森 元幸森元幸氏のHP
https://www.calbee.co.jp/potatobaton/story/mori.html

保守的なジャガイモ界で、様々な品種を提案してきた、ジャガイモの功労者のひとりです。



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やさい土物じゃがいもシャドークイーン紫キタムラサキ

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