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大和丸なす|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

大和丸なす

カテゴリ:やさい

奈良の大和野菜です。

ファイル名:yamato-eggplant20210802.jpg

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大和丸なす  やまとまるなす

科:ナス科 Solanaceae
属ナス属 Solanum
種:ナス S. melongena
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ナスは、インド東部にあるものが原種と推定されています。本来は多年草ですが、熱帯でない日本では一年草扱い。千年以上前から日本で栽培されていて、各地に多様な在来品種が残っています。西欧での栽培は意外に遅く、13世紀になってからで、東洋では日常的に親しまれている野菜。
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ナス科は多様で、なかまには、トマトやじゃがいも、トウガラシ類など、重要な食用作物も多いです。じゃがいもは、食用部分もちがっていて、面白いですね。
花の形に共通の特徴があるので、ナス科に分類されています。アルカロイド系の毒素をもっていて、連作障害がでやすい共通点もあります。
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大和丸なすは、奈良県在来のナスの品種とされます。(京都府在来の)賀茂ナスの種から独自に選抜された大型の丸なすとされます。
形質がとてもよく似ています。店頭で見分けるには、軸の切り方が斜めのものが大和丸なすとなっています。
ちなみに賀茂ナスは水平に軸が切られています。
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奈良県でのナスの栽培は奈良時代の文献に残っています。すでに丸型だったようです。
昭和33年ごろから丸型で色の濃いナスの栽培が始まり、栽培している株の中から優良な株を選んで選抜してきました。
「平和系」と、平和系由来の「矢田系」「大柳生系」の3系統が、2008年3月に奈良県から大和野菜の「大和の伝統野菜」に認定されています。すべて地名で、大和郡山市平和地区、大和郡山市矢田地区、奈良市大柳生地区。
「矢田系」「大柳生系」の2種は、門外不出で厳格に管理されており、それぞれ別の地区で栽培されています。
生産地は、大和郡山市の平和・矢田・筒井地区。生駒郡斑鳩町竜田。奈良市大柳生地区などとなっています。令和2年産の生産量は、3.4ha、合計収穫量約210tとなっています。
そのほかの地域でも栽培されています。
1000年を超す歴史とされる吉川なす(福井県鯖江市)も、形質が似ています。
ただ、大和丸ナスは、賀茂ナスの選抜ということですので、大元をたどると、京都鳥羽の芹川系の系譜になるのだろうかと思われます。

大和丸なすと、賀茂ナスの関係は明確ですが、吉川ナスとの関係性は不明で、謎として残ります。

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