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だだちゃ豆 えだまめ|心にチクっとささるワードで作る「ちくわPOP(ちくわぽっぷ)」|農産物直売所やスーパーの青果売り場の活性化に!農に特化したPOPが無料!!

だだちゃ豆 えだまめ

カテゴリ:やさい

山形鶴岡 だだちゃ豆です。

ファイル名:sa-tyamame-20210911.jpg

※ダウンロードをもって利用規約に同意したものとみなします。

 山形県 JA鶴岡の商標である、だだちゃ豆。
「だだちゃ」とは、庄内地方の方言で「おやじ」「お父さん」を意味するそうです。

つまり、「だだちゃ豆」は品種をさしているものではありません。後述。
商標登録は「殿様のだだちゃ」。

茶豆とは、うす皮が茶色なので、そう呼ばれています。



【 歴史経緯 】

時代は明治維新にさかのぼります。

当時の大泉村(旧 山形県西田川郡・現在鶴岡市)白山(しらやま)に、元藩士(つまり武士だったのに無職になった)森屋藤十郎氏の娘である初さんが、隣村の寺田からもらったという早生の茶豆を植えてみたら、晩生でとてもおいしい茶豆がとれたので、これを大切に保存し畑で増殖した、「藤十郎だだちゃ」がはじまりとされます。
旧大泉村村役場跡地に、だだちゃ豆誕生の記念碑が残っています。


さきほど、品種をさしているのではないと申しましたが、正確には、各家で残されている、〇〇家の「〇〇だだちゃ」があって、独自に選抜してきたので、生産者の数だけ、だだちゃ豆の種類はある、という事になります。

これでは答えにならないので、もう少し深堀りします。後述。



【 だだちゃ豆のマーケティング 】


生産者の数だけ、だだちゃ豆の種類がある・・・というのでは、対外的に商品の特産化につながらない事から、これではまずいという事で、だだちゃ豆は何であるか一定の定義づけがなされています。
実際、「〇〇県産だだちゃ豆」として、類似品が出回ったといいますから、困ったでしょうね。

そこで、「鶴岡市だだちゃ豆生産者組織連絡協議会」が立ち上げられました。
この協議会は、生産農家と、JA鶴岡市との共同事務局という形をとっています。
長く独自の美味しいお豆を維持管理してきた生産者の立場を尊重しようという意図が伺えます。

なお、だだちゃ豆を使った加工品も多くリリースされています。
粉末やアイス、菓子類などなど。1粒さやが、約20%ほど発生するそうで、加工に活用されているようです。
○○粒が本流である、という点については、俗説と思ってけっこうです。



【 商標登録について 】

類似品排除のためには、制度を利用することです。
つまり、商標登録です。

「だだちゃ」は、すでに地元の食品加工業者がすでに商標を取得しており、話がつかなかったのでしょう。
以下のように商標登録されています。


商標(検索用):殿様のだだちゃ

称呼(参考情報):トノサマノダダチャ,トノサマノダダ,トノサマ
権利者 氏名又は名称:鶴岡市農業協同組合
住所又は居所:山形県鶴岡市
2004年登録。指定商品は、冷凍・豆腐など加工品となっています(納豆は含まれていない)。


その後、茶豆系の枝豆,茶豆系の枝豆の種,茶豆系の枝豆の苗があとから追加されました。
酒類とその加工品が2008年に登録され、ロゴ字体が追加されています。
JA鶴岡が管理権を受託し、ブランドの保護や類似品対策に努めています。


商品の違いを示すために、シールの色で、流通ルートがわかるようになっています。
楕円形の識別シールが3種類あるようで、
紫色が JA鶴岡を経由して販売する「だだちゃ豆」 
緑色は、加工品で、協議会構成組織が生産した「だだちゃ豆」が原料
赤色は、JA鶴岡を経由しない「だだちゃ豆」
赤色については、現物を確認できていません。


パッケージにも「殿様のだだちゃ豆」とあります


参考までに、JA鶴岡経由商品のパッケージの裏側に描かれている 記述を転記します 以下


お殿様が大絶賛!?

だだちゃ豆のこだわり

「だだちゃ豆」は江戸時代から伝わる鶴岡特産の在来作物で、庄内藩の殿様が「この美味しい枝豆はどこのだだちゃのものか?」と言ったことが名前の由来のようで、よその土地でつくっても本来の風味が出にくいと言われます。

そんな気難しいだだちゃ豆の特性を守るため、JA鶴岡独自の採種園を設置するとともに、生産者全員が「エコファーマー」認定を得ながら食味にこだわって丹精込めて栽培しています。独特の味と香りをぜひご賞味ください。

「だだちゃ」は方言で、「お父さん」の意味で 産地鶴岡の登録商標です。



【 だだちゃ豆の「品種」とは 】

「鶴岡市だだちゃ豆生産者組織連絡協議会」では、8種類の品種系統について、だだちゃ豆であるとしています。
早生甘露、小真木、甘露、早生白山、白山、晩生甘露、平田、おうら 以上8品種系統

JA鶴岡市では6品種系統をだだちゃ豆として認定しています。
ややこしいですね。
JA鶴岡では、早生甘露、甘露、早生白山、白山、晩生甘露、おうら。

白山は(しらやま)と読みます。先述のとおり、地名から取られています。
作型に応じて、7月~9月上旬ごろまで途切れることなく生産が可能になっています。
賢いマーケティング戦略が垣間見れます。



なにかの参考になれば幸いです

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やさい豆類えだまめ茶豆だだちゃ豆山形鶴岡枝豆edamame

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