焼き芋 食べ比べ! にんじん芋 紅優甘 ベニアズマ
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/05/cropped-ブログ用バナー300-115.png)
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/断面つきいも3種.jpg)
焼き芋の食べ比べサイトはけっこうあります。
ちょっと変わった品種をまぜながら、
2回にわけて、御覧頂こうというこころみ。
合計6品種7種類をお楽しみ?いただけますよ。
さつまいもを買うと、先ずは、たいてい焼き芋にします。
2種食べ比べが多いですね。
ベンチマークとして、味や甘さの評価が安定した
「ベニアズマ」や「高系14号(金時)」といったものを
比較対象にするとわかりやすいように思います。
個性的ではあるけど、既に一般的な品種になった「紅はるか」も、
ねっとり激甘品種どうしの比較には、もってこい ではないかと思います。
今回は、
①ホクホクの代表的品種で超メジャー
「ベニアズマ」 石川県 瀬川さん
②茨城県の銘産地の紅はるかブランド
「紅優甘(べにゆうか)」 JAなめがた産
③オレンジ果肉系の在来種
「にんじん芋」 鳥取県 浜根農園さん
の3種を、食べ比べてみます。
①と②は、ある意味、「定石」。
評価の定まった味です。
ダークホースは③のにんじん芋。
面白くなりそうですね。
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/09/丸と黒丸 ライン ブログ用.jpg)
ちなみに、まったく知らない方のために、少しだけ予備知識。
「ベニアズマ」関東で好まれるホクホク栗芋の代表的品種。
「紅優甘」は、JAなめがたブランドの特撰「紅はるか」。
「にんじん芋」は、浜根農園さんに問い合わせましたら、
とにかく以前からつくっている在来種で、品種は?「にんじん芋」だそうです。
隼人芋とは認識していないそう。焼き芋でも提供しているようですね。
果肉オレンジのにんじん芋の仲間には、おなじみ安納芋のほかに、
安納もみじ
灯龍蜜いも(とろみつ)熊本県山鹿地域ブランド化
フルーツこがね
アヤコマチ
マロンゴールド(鹿児島)ベニアズマ変異か
隼人芋
紅きらら
ヒタチレッド
ハロウィンスウィート
あかねみのり(干芋品種)
といった品種もあります。けっこうありますよね。
ちくわも、まだ食べてない品種が多いです。
ハロウインスウィートと紅きららは次回焼いてみますね。
さて、今回はどうなるか・・・。お楽しみに。
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/07/お米がならぶ イラストごはん-1024x185.png)
使うのは、愛用の?焼き芋鍋。
三鈴陶器 「いも太郎」です。
三重県四日市の萬古焼。
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/三鈴陶器 51UG.jpg)
陶器なので、きっちり水分をとばして、
時間はかかりますが、理想的な焼き芋を 勝手に作ってくれます(笑)。
天然の敷き石つき。4年ほど使い続けています。
「いも太郎」の良いところは、
焼けたな!という感じが わかりやすい所。
コゲつくでもなく、火が通っていないわけではないあたりで、
3~4回ひっくり返していると、焼けたな!と何となくわかるんです。
加減もしやすいです。
今日は、さほど寒くはないけどストーブを焚いて、
いも太郎くんと、待つこと1時間20分。
良い香りが充満してきました。
香りをお届けできなくて残念。
最新バーチャルVRは令和初期にはありません。
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/RS-焼き芋3種 焼き上がり DSC_0022.png)
では、さっそく 食べてみますかー。
この時のために、お昼抜きです(笑)
まずは、東の雄「ベニアズマ」
紅あずま とか 紅東とも表記されたりします。
品種登録年月日1985/07/18と、そう昔でもないんです。
登録名は「ベニアズマ」なので、これが正しいです。
パカリと割ってみると、こんな感じ。
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/RS-紅あずま 焼き芋 丸 石川県産DSC_0059.png)
おおお、ホクホクの予感。
パクリと食べると、
例の、ホクホク、モグモグ、栗感覚。
このお芋は、栗に似た、良い香りがするのも特徴。
そして、喉がかわく(笑)。
これがまたいいんです。
甘さは、強くはないんですが、満足感はすごい!です。
あまり気にしていませんでしたが、
焼いた皮に、実がたくさんついて、もったいない・・・残念。
食べるとこが減るので、皮ごと食べてみたら、ゴワゴワして、
やっぱり皮むきして食べるほうが美味しいです。
つめたい牛乳を用意して食べたい焼き芋ですね。
「紅はるか」で表記されることの多いお芋ですが、
登録品種名は「べにはるか」。
品種登録年月日2010/03/11と割と最近なんです。
10年ほどで、一気に勢力を伸ばした、エリート品種。
芋産地茨城の、さらに選別されたエリートが
今回焼き芋にするJAなめがた産「紅優甘(べにゆうか)」
以前も焼き芋にしたので、今回2回目。
このお芋は、出荷時に焼き芋にいいサイズに揃えられています。
割る前から、蜜がダラダラ。手がネチョネチョになります。
さてと・・・
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/RS-紅優甘 焼き芋 丸 茨城県産 DSC_0045.png)
すんごいしっとり感。
写真では伝わりにくいですが、テカテカしています。
今まで気付かなかったですが、皮がとても薄い。
焼き芋にしても、皮むきしやすいです。
甘さは申し分なく甘いですね。
とにかくやわらかしっとりで、激甘。
香りはあまり感じない品種です。
前回も感じましたが、普通のべにはるかよりも、
品のある味わいなんですよね。数値化しにくい情報です。
ベニハルカはとても優秀。
一気に勢力を伸ばしたのも
納得いく甘さですね。
ダークホース登場!
「にんじん芋」です。
以前も2度ほど、「にんじん芋」と表示のあるお芋を
焼き芋にしたことがありますが、あまり良い印象がない。
なんだか、おいしく無かったんですよね。
今回は、「甘いよ」と太鼓判の
昔から作り続けられる「にんじん芋」ということで、
ワクワク。
やや小ぶりで、焼き芋にはちょうどいいサイズ。
何度かひっくり返すうちに、
「ん?ずいぶん柔らかい」。
ふにゃふにゃ、というわけではないですが、
明らかに、ベニハルカよりも、かなり柔らか。
これは、かなりシットリ系の予感。
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/RS-にんじん芋 焼き芋 丸 島根県産 DSC_0035.png)
割ると、見事な濃いオレンジ色の果肉。
湯気のむこうに、しっとりした実。
食べると、触った感じを裏切らない柔らかさ。
食感がほぼありません。
甘さは、かなり甘いベニハルカに近い甘さ。
違いは、香り。
「にんじん芋」ですから、にんじんの匂い?
いわゆるカロテン臭かなとおもいましたが、
柑橘様のような、フルーティーな香り。
嫌みのない香りです。
ベニアズマのような、栗っぽさとは全くちがう個性です。
ネットリ感が、粘度の高いジャムかペーストに近いですね。
想像以上に甘くて個性的。
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/やきいも3種 焼けた図.jpg)
たかが焼き芋とあなどるなかれ。3つをならべてみると、
個性が炸裂して、なかなか楽しい体験です。
次回は、
・ハロウィンスウィート(オレンジ果肉系)
・すずほっくり(期待の新星)
・紅きらら(オレンジ果肉系 来歴は不明)
ちょっとレアな品種のオンパレードです。
よくまあ希少なものをストックしたなぁ。
基準となるベンチマーク品種に「ベニハルカ」を一緒に焼いてみます。
おなかをすかせて、食べまくります。
お楽しみに。
島根のある道の駅で、おもしろいBGMが流れている!
というので、動画にしてみました。
よかったら見てやってください。
いい味だしてるわー。
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/12/youtubeバナー.png)
![](https://tikuwapop.com/blog/wp-content/uploads/2021/04/検索窓つきタイトルバナー ちくわPOP-1024x352.png)
0件のコメント