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アヤムラサキ アヤムラ サキ 甘藷 TX
カテゴリ:やさい
登録は「アヤムラ サキ」です。
ファイル名:ayamurasaki-20211230tx.jpg
アヤムラサキ アヤムラ サキ
国内で生まれた、紫サツマイモの先駆的品種。
外観の良い「九州109号」と、甘味がなく多収の「サツマヒカリ」の組み合わせ。
九州農業試験場で育成され、1999(H11)年に公表・品種登録されています。
育成権は満了しています。
【 品種登録情報 】
農水省に品種登録されています。抜粋し転載。
作物区分 食用作物
農林水産植物の種類 Ipomoea batatas (L.) Lam. (和名:カンショ種)
登録品種の名称 アヤムラ サキ (よみ:アヤムラ サキ )
登録年月日 1999/11/25
育成者権の存続期間 20年
育成者権の消滅日 2019/11/26 ※期間満了
品種登録者の名称及び住所
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (305-8517 茨城県つくば市観音台)
三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 ( 大阪府豊中市三和町1丁目1番11号)
この品種は,「九州109号」に「サツマヒカリ」を交配して育成された固定品種であり,いもの形状は長紡錘形,皮色は紫,肉色は濃紫で,色素利用及び醸造用品種である。・・・「高系14号」と比較して,節色が多いこと,頂葉の最優性色が黄緑で副次的色が紫褐であること,葉形が単欠刻浅裂であること,いもの皮色が紫であること,肉色が濃紫であること等で,「九州109号」と比較して,頂葉の最優性色が黄緑で副次的色が紫褐であること,葉脈色及び蜜腺色が無いこと等で区別性が認められる。
紫の色の元は、「アントシアニン」。
甘くないサツマイモで、青果用目的で育成されたわけでは無いです。
甘くなければサツマイモじゃない!という考えは狭いです。
甘くない分、味を邪魔せず、色を活かして用途が広まりました。
ジュースなどの飲料にも使われるようです。
名前の元は、カラフルな「彩(いろどり)=あや」を添えるイモ品種から来たそうです。
【 栽培状況 】
令和2年の作付面積は、65haとなっています。
上記のうち、紫芋は、「ちゅら恋紅」「ムラサキマサリ」「沖夢紫」「アヤムラ サキ」。
「アヤムラ サキ」の栽培面積は多くはありません。
いずれも、製菓加工用途または醸造が主です。
現在は、後発品種の「パープルスイートロード」が青果用の主力になっています。
現在、ベニハルカ並に甘いとされる「ふくむらさき」が注目株。
「パープルスイートロード」「ふくむらさき」両品種の食べ比べを紹介していますので、良かったらご覧ください。
ちなみに、「ムラサキマサリ」が「赤霧島」に使われている芋。
お酒好きな方向けのミニ蘊蓄です。
【 あえて、焼き芋にしてみた 】
甘くないと知ってはいたのですが、どんな感じか、とにかくやってみる!ことに。
ほくほくした、紫の果肉で、甘味はほんのりとしたものです。
粉質で、製菓用に使いやすそうに思いました。
紫色も加熱して薄くなることがありません。
最後はバターと砂糖を混ぜて、美味しくいただきました。
この手の食材は、ペーストにして冷凍保存しておくといいなと思います。
ブログでサツマイモ全般についてまとめ記事を書いています。
広範囲の知識を得られます。参考にしてください。
「サツマイモ」について
202111改
202112改
202306改
202401改