鳥取県の道の駅・直売所に行ってきた!

投稿者: tikuwapop 投稿日:

鳥取県の直売所に行ってきた!

山陰の直売所って、行く機会がなかなか無いです。ちょっとが遠い・・・
今回、期待をふくらませて訪問💛
北上して国道9号をすすむと、鳥取県に入ります。
国道9号線は、京都市下京区から伸びて、山口県下関まで続く、とても長い道路です。
わかりやすいですね。途中、数か所の温泉や、スキーファンにはおなじみの、神鍋や、ハチ北などのスキー場を通過。関西圏の皆さんにとっては、観光で馴染み深いかもしれません。
意外に思われるでしょうが、鳥取~姫路間、松江~岡山間、出雲~尾道間はおおむね150kmほどの距離。そんなに遠くはない山陰(山さえなければもっと近い)。

海が近づいてきたところで、一軒目。東側からご紹介していきます。

きなんせ岩美 (道の駅 きなんせ岩美)
鳥取県岩美郡岩美町新井337番地4


県外ナンバーの車が多い道の駅。とくに関西圏。お目当ては、カニなんですね。
松葉ガニ。
いくつか回ったなかでも量的にここは多くて豊富でした。ただ、今年は高値で玉が少なく、苦労しているようです。雄8千円―12千円。雌600円前後。これでも随分安いかもしれませんね。
水産で3割くらいは占める売り場ですが、そのほかもけっこう充実していて、野菜や加工品などもバランスよく揃います。
道の駅なので、お土産物一辺倒かと思いましたが、やさい果物もたくさん。楽しい。
大根、葉物、白菜、芋類。梨類も王秋・愛宕メインで量的にも多かったですよ。珍しいパス・クラサン購入。追熟に挑戦してみます。小さいのに充実した施設。駐車場が少ない印象ですが、GS側も駐車できるスペースがあります。
食堂もありますね。おかあさん食堂風。お刺身定食が安すぎ。カキフライ定食を頼みました。具沢山の味噌汁はうれしいですね。長く運転したので、ホッとして、元気でてきた!
ガサエビを購入。たっぷりの塩コショーで唐揚げにして頂きました。おいしいですよ。

愛菜館(岩美) (JA鳥取いなば)
鳥取県鳥取市安長252-2  0857-37-0178


元の名称は、JAグリーン千代山店で、生鮮館・愛菜館があとからくっついたようです。改装後現在の形になったのでしょう。
平成10年設置と手元の資料にはありますが、改装もあってか、古びて見えません。
シンプルなお店ですが、品揃えもよくて、量的にもたくさんあります。山陰の直売所は来た事がなかったちくわですが、特殊でない一般的な野菜はほぼ揃っています。梨も豊富。晩三吉(おくさんきち)もありました。珍しいですね。
このあたりは、砂丘からか、生姜やサツマイモの栽培も盛んです。魚は一般惣菜魚やカニ。カニは道の駅岩美に比べれば少ないですが、消費者のニーズが無ければ無理に扱う品目でもないと思われます。非加熱の生カニ。自分でゆでる人も多いのでしょうか。
柿も豊富で、御所柿、西条、美濃、富有、次郎。
周辺がとても混雑する場所で、右左折しにくかったです。交通量が多く繁盛中。調査時で4億9千万なので、現在もっとあるような印象。隣接のスタンドで給油して出発。

神の里わったいな 地場産プラザわったいな
鳥取県鳥取市賀露町西3丁目27-323


㈱食のみやこ鳥取が運営。JA鳥取県の設立した子会社と思われます。敷地にも、JAの開発を誇示するモニュメントがあります。平成23年設立。
とても大きな施設で、海辺に近い場所ですが、道路向いに大きな魚を扱う市場兼食事処。時間が足りないのでパス。南側にあたるこの施設もいくつかに分かれていて、半日はブラブラできるような施設です。
食に関するイベント利用「とりっこ広場」併設。許可権限は社長にあるので、JAとは切り離し運営。
調査時点で630平米。廊下のような部分もあるので、それ以上の面積があるでしょう。平日でもかなりの来店で、鳥取県内最大規模の直売所。
壁のない屋根あり施設(ここも広い)では、白菜や梨など季節商品が、ワイルドに山積みになっています。
こんな感じ。奥までぎっしり。

POPも、ちょっとアクのある感じの、かぼちゃ君。悪ガキ風。


店内に入ると、おしゃれな内装、JAZZYなBGM。この施設には合っているでしょう。利用者も、若年層が多い印象です。
加工品が多く、種類も多く見ごたえがあります。お土産を買うならここは良いです。
肉や魚は、イン加工。
練り物は大きなスペースが割かれていて、平天、ちくわなどが、これでもかという位にありますねぇ。出雲空港を思い出しました。種類も多くて、ノドグロやトビウオを使った多様な練り物が。土産品としても重要な品目なのでしょうね。
野菜類も豊富で、とても整理された陳列でわかりやすく美しい。先ほどと同様、一般的な季節野菜は一通りあり、スペースもたっぷりとられています。とくに、ゾーニングは参考になると思います。
高価な柿ほか数点購入。一般客にはとても満足のいくお店でしょうね。どういうわけか、カップルも多い・・・世代的にも全体に若い客層です。
ここではカニ色はうすく、別棟に、「鳥取港海鮮市場かろいち」があります。カニ目当ての方は、「かろいち」か、向いの「賀露港・市場食堂」へどうぞ。
ゆっくり過ごせて、ランチにもいいスポットですよ。
滞在時間の長いお店は、自動的に客単価が上昇します。酒類も土産需要として重要ですよ。

道の駅はわい  
鳥取県東伯郡湯梨浜町大字宇野2343(No Photo)
とにかくはわい。行く予定は無かったのですが、疲れたので寄ってみると、直売所とおさかな売り場。コンパクトだけど楽しめる施設が配置されていました。
農産物コーナーは2軒の事業者が運営していて、仕切られているけど、相互に行き来はできる。そんなに大きな売り場ではないですが、豊富に青果物があって、充実。ちょっとごちゃごちゃしているところが、楽しい感じ。一方は青果業者のようで、もう一方は農家出資なのでしょうか。イタリア野菜を購入のほか、鳥取オリジナルいちご「とっておき」も買いました。

ハワイ夢マート(JA鳥取中央)
鳥取県東伯郡湯梨浜町久留26-1


なぜハワイなのかといえば、羽合(はわい)という地名からとられています。ハワイ海水浴場やはわい温泉、ハワイアロハホールもあって、完全にアロハ~な地域です。
この施設は、L字型の建築。JA支店が同敷地内にあります。元々2つの施設だったのでしょうか。ブチ抜いて、仕切りを取っ払った感じの内部構造。段差もあります。
店内は、ラミネートした楽しいコーナー表示。「わったいな」のPOPのテイストに似たイラストがあちこち。パンクな感じです。王様の絵の、おなかの出っ張り具合がかわいいですね。

旬鮮プラザ満菜館 (JA鳥取中央)
鳥取県倉吉市西倉吉町21-5


海岸沿いから、長い川沿いを南下。
コーナーの見切りのよいお店で、一目で場所がわかりやすいですね。
ここも、季節野菜は、昼頃でも十分選べる状態。売上の良いお店は、午後からでも品揃えが良いのは共通しています。
表示がいまひとつ不明なものなど、謎の商品も見られます。商品名の表示が、ざっくりしているので、品種までは判りにくいです。このあたり、ラベルで補完したほうが、手に取りやすいですね。
開放的できれいなお店。手元の資料では売り場454平米。

農産物直売所あぐりポート琴浦 (JA鳥取中央)
鳥取県東伯郡琴浦町別所243


国道9号沿いの、道の駅・ポート赤碕内。
コンパクトだけど楽しいお店。午後の訪問ですが、この時間でもある程度商品がそろっているところが素晴らしい。内容的にはコンパクトな直売所。ですが、商品すべてがきちんとしていて、半端なものが無い。ちゃんとしたものが、きちんとした方法で売られるのって、気持ちがいいものです。こういうお店好きですね。
安ければいいわけではない。鮮度が全てとも言えない。それら複数の要素が高度にバランスされると、管理基準が上がって、買ったときの満足も満たされる。そんな印象を持ちました。
POPはプリントもので、工夫していて悪くないのですが、やはり物足りない感じが残ります。




JAグリーンせいぶ ふれあい村アスパル (JA鳥取西部)
鳥取県西伯郡日吉津村日吉津1450


鳥取では最大級の売上のお店。300坪オーバーで調査時12億。
イオンほか、量販店が集まる郊外店舗の一角で交通量も多い場所で申し分ない立地です。
けっこう大型で、L字型の建物。右側は園芸。花苗を扱い、この部分だけでも相当の規模があります。この地域は花卉類は強いのでしょうか。
右側は、下屋が設けられていて、イベントスペースということになっています。この時期、焼き芋売りたいですね。
入口を入ると、左に切り花、正面は野菜、右は果物という構成になっていますが、野菜と果物の売り場が少々入り混じっていました。変ではないですが、意図するところは不明。
長い平台が数本。売り場の作りはくっきりしていて、単純化されています。たとえば、1本に、白菜とブロッコリーのみ。1本はにんじんと葉物類のみといった具合でわかりやすいですね。裾物の売り場も固定されていました。
季節商品は大量にあって、豊富。
左奥に鮮魚。カニもありました。地域性を感じる魚種が見られて面白みがありますね。
肉はコンセなのかよく判らないですが、統一感がなくて、ピンキリ商売のように見えました。需要と合っていれば良いですが、商品づくりは少し粗い印象が残りました。でも、トレンドは押さえているように思います。
この時期、土物は多くて、里芋・甘藷でそれぞれたっぷり場所を割いています。割かざるを得ないのでしょう。品種も多めで、珍しい品種もあって数点購入。果物は梨。新興は終わったのかなと思っていたら、山陰では、まだまだ出ています。贈答も多い。おおむね晩生梨で、王秋、あたごがメイン。柿は袋中心で、豊富です。
直売所って、粗利が低い体質なので、運営に支障が出ないよう、投資は大胆かつ慎重でありたいですね。直売所としては12億は大きいですが、スーパーマーケットの運営とは違った運営努力が必要です。儲かりますように。
一角に、大山ミルクのソフトクリーム。甘い魔力にジリジリ・・・と引き寄せられて、つい購入。


「だいせん」=「牛乳おいしい」。ほんとうです。山陰では、島根県雲南市の木次(きすき)乳業さんも有名ですね。牛乳のおいしいところです。

「わったいな」や「アスパル」は、大型で、とても充実したお店でした。
小型店も、とても健闘していて、お店の演出力も高いですね。
時間の関係で、比較的大型のお店や道の駅中心になってしまいましたが、もう少しゆったり回れるようにしたいところです。
商品の点では、品質が全体に良くて好感。出品農家さんも、元気一杯!な感じがして、直売所に大きな期待をしていると思います。
そういう意味では、売り場側もきちんと情熱を受け止め、よりよくしていくアイデアを出し続けないといけないなという印象を改めて感じましたっ。

「島根」と「鳥取」って、間違えやすくないですか?
ちくわだけでしょうか。
頭の文字が似ているというだけなんですが。
原稿をまとめている間、何度も間違えています・・・(笑)。




カテゴリー: 訪問した

0件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です