「WEBと、一次情報」について 正しい認識に近づくために

投稿者: tikuwapop 投稿日:

少々観念的な話ですが、前々から、ちょっと気になっていたし、

WEBで検索することについて、とても重要なことを、

ちょっと記述しておきたいです。

今はいい時代ですね。無料で情報にアクセスできる。

問題は、「求めにいかないと、情報格差は拡大する」ということです。

知の格差といってもいい。

へんなコンテンツに時間をとられないためにも、大切なポイントをまとめます。

本題

まずは、インターネット上にあるコンテンツについて。

長いので「WEB上」ということにします。

コンテンツとは、「あるもの」です。

実体はなくても、存在しています。

紀行文、写真を撮った、どこかに行って嬉しい、こんな事あった・・・

WEB上の主役が、SNSに集中して、むしろ良かったと思います。

何でも検索に引っかかると、きわめて個人的な体験を見聞きすることになるので、

見たい人だけが、接触しにいけばいいわけです。

問題にしたいのは、調べものをしていると、かならず体験する

「同じ内容が、どこに訪問しても、書いてある」

場合によっては、文字列まで一致する!という、

ありえないような事態に遭遇する体験です。

ひとつの事を表現するのに、終始同じ文字で同じ表現が 同時に存在する、

というのは、考えにくい。そんな偶然は、まず、ない。

そうです、コピペ。




どうやら自分では体験がない、ただの転記の記事って、

さすがに、がっくりくるのです。

最初のころは、「まとめサイト」ってやつに、随分時間をとられました。

いまは、見抜きやすくなってきました。

コンテンツとして、もっと深刻なのは、

「誰がその大元の情報なの?」が、もはや判らない・・・

同じ文 みたぞ・・・に行き当たって、

これは、どこに文責があるものなのか、と、

複雑な思いに至るのです。そして、腹立たしくなる。

WEBのメディアって、そもそも自由です。

少々胡散臭いものだし危険なものもある。それを排除すると、不自由な制度になる。

最初にあったはずの、自由空間ではなくなる。

ネットとは、そもそも、そういう危ういメディアと承知はしていても、

ちょっとねぇ、と思うのです。

ならば、どうするか??どうしたら正しそうな情報にアクセスできる???

同じ体験をした人は多いと思います。

野菜を買ってみた。

「生でもたべられる」という葉物野菜があったので、疑いもなく、生で食べた。

まずい!えぐい!苦い!これは飲み込めない!

むり(怒)。

「生でも食べられる」は、生でも食べられるような個体がある、という意味なのかなと、

あとになって、行き着く・・・ということを、結構初期の頃続けていました。

たとえば、幼い葉はOKとか。環境に依存するとか。

味は、こんな味だよ、こんな香りがするよ とかいてあっても、

いや、この表現は変だろ と思って、

見つけたら、また買ってくるを 繰り返したりします。

長く食品流通にかかわってきましたので、たべものについて、人並みよりは知識が多いほうです。

しかし、野菜果物に関しては、直接担当しなかったので、知識たりない・・・そういうことなんですが、

現在は、新品種も多くなってきました。

直売所って、さらに多様な商品がたくさんあります。

学習=まずは、疑ってみる

①鵜呑みしてはいけない とわかっていても、鵜呑みした自分が、いけない

(WEBには間違いがあるかも?を忘れている、または、よく読みこんでいない)

②書いた人って、体験をもとに書いているわけではないかも。

(そもそも、文字を埋めているだけ?)(目的は別にあった!アフィリエイト=お金)

知的欲求があって、求めに行ったら、裏切られた感じ。

同じ体験はしたくない。

これでは時間の無駄になるなと思いました。

自分がサイトを作ろうとおもった理由のひとつは、

できる限り、体験を自分のことばで伝える・・

限界はありますが、ならば、きちんとリサーチする。

買う、食べる、調理する、訪問する、問い合わせしてみる、ということです。

偏屈なようですが、「人をあてにしない人」「自分なりに現状正しいと思う事」を、

すこし広めてみよう、という事です。

ひとつの事を簡単に説明するなんて、ムリですよね。第一、あやしい。

と思ったので、サイトの内容の加筆をすすめています。

知識を吸収できる場になれば、とても貢献できると思うんです。

商人は、「知識商人」化しなくては。これは信念です。

知識格差をなくしたい、とも思いますし、

同時に、見てるだけでなく、体験してもらうきっかけ になれば

お役立ちできたことになります。うれしい。

最近発見した中に、興味深いものがありました。

「モロッコインゲン」というお豆。

タキイ種苗が、商標登録をしている という記述が 数か所で見つかります。

自分も、実は、以前そのようにPOPに描いていて、同じ穴のむじな なのですが。

きっかけがあって、再度調べて、おかしいので問い合わせすると、

「商標登録はしていない」と、タキイ種苗広報からお返事をいただきました。

通常は「J-PlatPat」工業所有権情報・研修館のサイトで調べるのですが、

調べていなかったんですね。反省しています。

いつ、登録切れになったか、最初から登録しなかったのか、タキイさんの情報にはありません。

そこは、どっちでもいいですね。

「カサブランカ」という映画が流行った(なかなか味のある映画ですね)ときに、

モロッコが舞台だったことにあやかって名前を付けられたという説があります。

さすがに、随分前の映画ですものね。

名前も周知されたし、もういいでしょ という所もあるのでしょう。

自分の反省を踏まえて、できるだけ商品について細かく、理解しやすく、

かといって、

アカデミック一辺倒にならないように注意しながら、情報を増やすことにしました。

だって、消費者・販売者むけの情報提供を目的にしていますから。

誰でもが、アカデミックな事を知りたいわけではないです。

かといって、広い知識を持っている!と 顧客に認めてもらえるのって、

とても大きな信頼になります。

膨大な時間が必要ですが、コツコツと やるだけです。




「一次情報」とか、聞いたことがあると思います。

一次があるってことは、二次、三次もあります。

一次情報は、いわば「生情報」。体験情報もしくは、高精度な情報。

実は、一次情報以外に、あまり価値はないんです。

ツイッターのリツイートもいいですが、発信メディアなのですから、せっかくならば、

一次情報の発信者になるべきだと、強く思います。

引用ばかりのサイトを批判しているつもりはないです。そういうニーズもあるのでしょう。

実体験として感じたことを伝えるメディア、その場に同席した体験

その主体にならなければ、一次情報にはならない、という事です。

課題はあります。

情報は常に更新されていきます。

現在情報は常に書き換えられていきます。「モロッコインゲン」もそうなのかもしれません。

がんばるしかないです。ご指摘があれば、お待ちしております。

さいごに

重要なので、おさえておきたい。それは・・・

公的なリリース文書です。私的なものではない、という文章。

学術論文、シンクタンクの文、各省庁から出ている情報。信頼できる統計も大切。

本質的な問題点が、きちんと読むと書かれています。

面倒でも、自分で読んでみることです。

官僚の皆さんは優秀ですよね。今ある問題点をずらすことなく、ちゃんと見つめて書いています。

CSVでDLできる情報データも多いです。

過去にも、随分お世話になりました。

長文を読むのは、たしかに骨が折れますが、

骨折したりしませんから。だいじょうぶ。

あとは、当たり前ですが、「読書」。

ときには、根気よく探してみてください。

今はいい時代。無料でもたくさんの情報が見つかります。ジャンクも含めて。

かならず何か発見がありますよ。

では、また


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